返信を促す工夫やストーリー性のある投稿を意識
「みなさま 最近Xのアルゴリズムが変更し、投稿がどれくらい届いてるか確認したいです。みたよって方は、いいねいただけますでしょうか…!」
アース製薬が1月20日に「X」(旧Twitter)に投稿した一文が反響を呼んだ。背景にあるのは、直近で話題となっているXのアルゴリズム変更だ。企業アカウントの投稿が、これまでのようにファンへ届きにくくなっているのではないかという声が各所で上がっている。SNSコミュニケーションに力を入れてきたアース製薬も、その影響を受けた企業の一つ。同投稿はこうした環境変化の影響に関する検証を兼ねており、「見えています」など100件を超えるコメントが寄せられた。同社に、X運用の現状について聞いた。
Xは1月20日に新アルゴリズムをオープンソースで公開。AIチャットボット「Grok(グロック)」と同系統のTransformerアーキテクチャを用いたモデルで「おすすめ(For You)」の順位付けを行う設計が示されている。
アルゴリズムの変更により、フォロワー数やいいね数といった量的指標から、コンテンツの質や深い対話を重視する評価軸へと移行したとされ、おすすめ欄に表示される投稿の基準にも変化が生じている。
アース製薬は、Xを活用したPR活動に積極的に取り組んできた。2022年からは、X上で「アース隊」として活動を開始し、消費者にアース製薬という企業をより身近に感じてもらうことを目的に、コミュニティ機能を活用したファンコミュニティづくりを進めてきた。
SNSコミュニケーションにおいて同社が重視してきたのが、継続的な投稿だ。アース隊の結成以降、毎朝の挨拶投稿を欠かさず続けるとともに、リプライへの返信にも積極的に対応してきた。その結果、「#アース隊」を付けた投稿を行うユーザーが増加し、これまで投稿が多くなかった虫ケア用品「ブラックキャップ」の画像付き投稿が生まれるなど、UGCの創出にもつながってきた。
