アスクルは1月30日、事業所向け(BtoB)通販サービス「ASKUL」「ソロエルアリーナ」において、オリジナル商品500点以上を20%以上値下げする「復活特別企画」をスタートした。
同社は2025年10月、サイバー攻撃によるシステム障害で、法人向け通販「ASKUL」「ソロエルアリーナ」および個人向け通販「LOHACO」の受注・出荷システムを全面停止。同社子会社にネットストア配送業務を委託していた良品計画・ロフト・ネスレ日本なども、一部業務の停止を公表していた。
その後、「LOHACO」は2026年1月20日から、「ASKUL」「ソロエルアリーナ」は同年1月21日からサービスを再開。配送日・配送時間帯・置き場所の指定サービス、組み立て設置サービスについても再開している。
今回の企画の目的は、サービスの再開を広く伝えるとともに、システム障害による影響を踏まえ、消費者へお詫びと感謝の気持ちを伝えること。特にオフィスで需要の高いコピー用紙、ティッシュやペーパータオル、クリアホルダー、ミネラルウォーター、プラスチックグローブなどを値下げ販売する。
アスクル プロダクト&マーケティング本部 マーケティング統括部長の高城梨理世氏は「当社サービスを再び安心して使っていただくきっかけとして、信頼いただいているオリジナル商品の中でも特に利用頻度の高い人気商品を中心に20%以上オフとし、お客さまとの関係回復につなげたいと考えた」と話す。
「サービス停止期間中、お客さまから厳しいご意見をいただく一方で、『再開を待っている』『また使いたい』といった温かい声も多く寄せられました。同時に、普段は当サービスを使っているが業務や日常を止めることができないという方が、一時的に他社サービスでの購入を選択される実情もありました。
こうした現実を真摯に受け止め、単なる復旧の告知ではなく、『もう一度アスクルを選んでいただく理由』を明確に示す必要があると考えました。そこで、購入できなかったことで特にご迷惑をおかけした商品でもある主力オリジナル商品を中心に、20%以上オフという踏み込んだ価格施策を企画しました。
今回の企画は、一時的な価格施策ではなく、信頼回復に向けた取り組みの一環です。全社を挙げた復旧対応とセキュリティ強化により、現在はこれまで通り安心してご利用いただける体制を整えています。加えて、日常利用頻度の高い主力商品を含めた価格施策により、実際に『使って確かめていただく』機会を創出しました。今後、安心してご購入いただける価格での商品提供の取り組みを継続していく予定です。あわせて安定したサービス提供と情報開示も継続し、安心と信頼を着実に積み重ねて参ります」(高城氏)。
あわせて1月23日からは、システム障害の影響で賞味期限が短くなった飲料・食品など約4000点をアウトレット価格(30%以上オフ)で販売している。

