誤情報に踊らされる「ポンコツ感」を表現 生成AIキャラで可視化する健康食品情報の「隠れうのみ」、消費者庁

上下逆さのブースで足止めを狙うリアルイベントも

消費者庁が発足させた「隠れうのみ啓発キャンペーン事務局」は、健康食品に関する誤情報に対し、一風変わった啓発活動を展開している。無自覚のまま誤情報を信じてしまう状態を「隠れうのみ」と名付けて訴求。生成AIで制作したキャラクターをはじめ、診断サイトや啓発動画など、さまざまなタッチポイントを通じて、健康食品について正しい情報を得るための知識を伝えている。

2月6日からは期間限定イベントとして、東京・渋谷でリアルイベントも実施する。ブース全体を上下逆さまにしたインパクトのあるデザインが目を引く。会場では号外新聞風のリーフレットを来場者や通行人に配布するほか、パッケージデザインに仕掛けを施したサプリメント風菓子も配布する。

生成AIで作成した「隠れウノミーズ」

消費者庁はこれまでも健康食品の正しい使用について繰り返し発信している。一方で近年、SNSや動画などで配信される情報が増え、科学的知見や公的機関の情報を確認しないまま、気付かぬ間にうのみにしてしまう「隠れうのみ」に陥るケースが増えているという。

事務局は「健康食品に関する情報が溢れる一方で、信頼できる情報へのアクセス方法や判断の仕方が、十分に浸透しているとは言い難い状況にある」としており、行動を見直すきっかけづくりとして同キャンペーンを展開した。

リアルイベントは「MAGNET by SHIBUYA109」のエントランスイベントスペースで開催する。期間は2月6日から8日まで。視覚的な違和感を生む上下逆さの売店オブジェを設置し、思わず足を止めてしまう動線を生み出す仕掛けとなっている。「なぜ逆さなのか」という疑問を起点に、情報をそのまま受け取るのではなく、一度立ち止まって考える姿勢の重要性を訴求する狙いがある。

来場者や通行人には号外新聞風のリーフレットを配布。企画担当者によると、通行人の注意を引くだけでなく、手元でじっくり読んでもらうため、あえてアナログ感のある手法を取り入れたという。

紙面では、健康食品の定義や正しい判断基準などの情報を掲載。健康食品の正しい理解や情報の見極め方を分かりやすく伝えることで、「自分も無意識のうちに情報をうのみにしていたかもしれない」と気づくきっかけを提供する狙いだ。

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