大人の選挙マナーが問われる時代に、キッザニアで育つ「未来の有権者」 実在政党に投票する「模擬選挙」を開催 衆院選を前に

「ゼロ票確認」など、公正な選挙の仕組みも学ぶ

第51回衆議院議員総選挙は2月8日の投開票に向けて、SNS上で投票方法をめぐる誤情報や候補者への中傷などが拡散し、情報の真偽を見極める力がこれまで以上に問われている。

そんな中で、子ども向け職業体験施設「キッザニア」を運営するKCJ GROUPは2月6日から、3歳から15歳までの子どもたちが実在する政党に比例代表方式で投票を疑似体験する「キッザニア模擬選挙」を開始した。キッザニア東京(東京・江東)、キッザニア甲子園(兵庫県西宮市)、キッザニア福岡(福岡市博多区)の3施設で8日まで実施し、投票箱の「ゼロ票確認」など本番さながらの手順を通じて、公正な選挙の仕組みなど学ぶ機会を提供する。

6政党のポスターや主な公約を見て投票先を決める子どもたち

会場には自治体で実際に使用されている投票箱などの本物の機材を設置した。投票開始前には、実際の選挙と同様に投票箱の中に何も入っていないことを確認する「ゼロ票確認」を行った。

子どもたちは入場時に「模擬選挙のお知らせ」を受け取り、投票所に出向いて投票用紙を入手した。キッザニアのスタッフから「国会」や「衆議院・参議院」についての説明を受けた後、公示時に存在する政党のポスターやマニフェスト、重点政策を確認し、記載台で投票先の政党名を記入して投票箱に投函した。

投票対象は、公示日(1月27日)時点で前職議員が多い上位6政党だ。全政党名は一覧にしてパネル掲示され、子どもたちは自らの意思で一票を投じた。なお、本企画は投票体験を目的としているため、開票や集計、結果の発表は行っていない。

模擬選挙に参加した小学6年生の児童は、18歳になって選挙権を得たら「投票に行きたい」と話した。

別の小学生は、「自分の一票で国に参加するということがすごく重要なんだな」と、投票の重要性を実感した様子だった。実際に投票するとしたら、政策については「自分の意見と同じようなところ」を重視し、とくに「法律」に注目すると答えた。ポスターを見比べる際には「書いてある文字」に注目したという。

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