井村屋は、うどんに混ぜるだけで食べられる新シリーズ「うどんにまぜる豆腐(明太風味/担々風味)」を、3月1日から全国で順次発売する。豆腐を具材ではなく“新感覚の調味料”として位置づけ、時短ニーズと健康志向の両立を狙う。
味は明太風味と担々風味の2種。
背景には、植物性たんぱく質食品として需要が安定する豆腐市場に加え、近年の簡便調味料・即食系への支持拡大がある。井村屋は50年以上の豆腐事業で培った知見を生かし、日常に取り入れやすい新しい食べ方として開発した。
商品は1食分に使いやすい55g。容器から出してそのまま使える設計で、うどんと混ぜれば主食とたんぱく質を一皿で摂れる。豆乳を使用し、なめらかでコクのある味わいに仕上げた。うどん以外にも担々サラダ、明太じゃがいも、担々風ぞうすい、汁なし担々春雨など、主菜・副菜を問わずアレンジ提案を広げる。
加熱殺菌工程を工夫することで、冷蔵の賞味期間が60日となる長期保存も実現した。
開発の起点は、一部家庭で親しまれてきた「豆腐のぶっかけ丼」。ただ、食べ方の認知や見た目の印象が商品化の壁になった。そこで同社は豆腐をより柔らかくし、“混ぜて完成する調味料”へと発想転換。さらに物価高の文脈で「健康的で手に取りやすい価格」という豆腐の価値を活かすため、米に比べ価格高騰が緩やかな“うどん”に着目した。
井村屋の商品開発部は、同商品について次のように語る。
「現代の物価高という問題にも着目し、『豆腐=健康的で手に取りやすい価格』という価値を、もっと日常の一食として活かせるのではないかと考えました。目を向けたのが、米と比較して価格高騰が緩やかなうどんです。豆腐を具材ではなく、“豆腐で絡める新感覚の調味料”として捉え、パスタソースのように使える設計にすることで、混ぜるだけの調理で主食とたんぱく質を一皿で楽しめるメニューを実現。手軽さと健康性、そしておいしさを両立した本商品は、井村屋の豆腐事業からの新たな提案です」(井村屋 商品開発部)。


