テレビ朝日は「オールターゲット戦略」
テレビ朝日のセッションでは、まずコンテンツ編成局 総合編成部長の河野太一氏が登壇。「オールターゲット戦略のさらなる推進~2025年編成振り返り~」をテーマに、同局の強さの背景を解説した。
河野氏は、2025年に個人・世帯視聴率で三冠王を獲得した原動力として、好調なベルトの報道・情報番組群を挙げた。「グッド!モーニング」や「羽鳥慎一モーニングショー」に代表される番組が高視聴率を牽引したと分析する。ドラマでは「相棒」などの人気シリーズが強さを発揮し、バラエティでも「ザワつく!金曜日」が3年連続で全バラエティ番組の中でトップの視聴率を獲得するなど、盤石の布陣を強調した。
これらの番組編成の根幹にあるのが「オールターゲット戦略」である。河野氏は、特定の視聴層を排除することなく、すべての年齢層が楽しめるような番組をラインナップすることが基本方針だと語る。例えば、昼の時間帯は主婦層、深夜は若年層といったように、時間帯ごとの在宅率が高い層に合わせたコンテンツを提供していると説明した。今後の4月改編でも、この戦略をさらに推し進めていく姿勢を示した。
特定の視聴層を排除しない「オールターゲット戦略」で、報道やバラエティなどさまざまなジャンルで高視聴率をたたき出している
また、テレビの強みは「ライブ」にあると断言。ニュースやスポーツ中継を編成の中心に据えつつ、「テレビ離れはしているかもしれないが、テレビコンテンツ離れはしていない」と述べ、TVerや海外OTTでの展開など、視聴率以外の複数の指標を重視していく考えを明らかにした。
テレビ朝日のエンタメ新拠点「東京ドリームパーク」
続いて、テレビ朝日 ビジネスソリューション本部 TDP事業センター長の榊原誠志氏が登壇し、2026年3月27日に開業する複合型エンターテイメント施設「東京ドリームパーク」の全貌を明かした。
場所は東京・有明。ホール、シアター、イベントスペース、配信スタジオなどを備えたエンタメ特化型の施設となる。榊原氏は「すべての源泉はコンテンツにある」というテレビ朝日の理念のもと、「六本木の限られたエリアではなしえなかったスケール感」で、リアルと融合した新しいビジネスに挑戦していくと語った。

