もはや国民的記念日か 「猫の日」商戦が過熱、宿もコンビニも電力も楽器も「お猫さま」に頭が上がらない

CM、キャンペーン、客寄せまで、様々な分野で猫が大活躍

2月22日に向けた「猫の日」商戦がいよいよラストスパートを迎えている。旅行予約、コンビニ、電力、楽器メーカーまで多様な企業が施策を展開した。宿選びの指標になる看板猫ランキング、猫モチーフ商品と支援を組み合わせた店頭企画、段ボール “猫タワマン” の実物展示、猫のシルエットが浮かぶ楽譜による参加型キャンペーンまで、猫を起点に購買と話題を生む設計が目立つ。

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猫を飼っていない人も「猫好き」と判明

ファミリーマートはファミペイ会員を対象に実施した、「猫の日」における消費動向の調査結果を公表した。調査は2025年12月19日から25日にオンラインで実施し、有効回答数は1502件。全国のファミリーマート店舗におけるID-POSデータも用いた。

調査では「猫が好き」と回答した人が69.8%にのぼった一方、現在猫を飼っている人は11.7%にとどまった。過去の飼育経験者を含めても3割強で、飼育の有無を超えて関心が広がっている実態が示された。

猫を飼ったことがない人に限定しても、57.6%が「猫が好き」と答えている。さらに、2025年に「ファミリ~にゃ~ト大作戦!」の展開商品を購入した人に絞ると、購入者の56.2%が「猫を飼ったことがない層」で、飼育経験者の43.8%を上回った。「飼育経験はないが猫が好き」という層が全体の37.7%を占めるという。

猫モチーフの食品・飲料の購入経験は40.5%が「購入したことがある」と回答し、購入理由は「かわいいから」が72.9%で突出した。購入シーンは「自分へのご褒美として」が41.2%で最多となり、日常の癒しや気分転換を目的とした “セルフケア消費” としての側面も見えてきた。認知では「猫の日」(2月22日)を知っている人が60.8%に達し、購入のきっかけは「店頭で出会って買う」が73.7%で「SNSで見てから買う」13.1%を上回った。同社は、事前の狙い買いより店頭での偶然の出会いや「直感的なときめき」が購買を左右しているとみる。

4年目の「ファミリ~にゃ~ト大作戦!」

ファミリーマート「ファミリ~にゃ~ト大作戦!」

ファミリーマートは2月10日から、猫モチーフのオリジナル商品17種類を展開する「ファミリ~にゃ~ト大作戦!」を全国店舗で開催している。4年目となる今回は、イラストレーター「ぢゅの」が手がける「mofusand」監修商品を中心に、食品から雑貨まで幅広く展開。購入や回収が支援につながる仕組みや、店頭での保護猫写真展なども盛り込んだ。

商品本部 スイーツ部の山岡美奈子部長は、継続によって「猫の日」が「自分への癒やし」と「SNSを通じたコミュニティーの盛り上がり」へ進化していると捉えているという。今年は「安定感」と「鮮度(驚き)」の共存をテーマに設計し、鮮度づくりとして「ハイチュウ」や「忍者めし鋼」と猫を掛け合わせた初コラボを導入した。開始後の手応えとして山岡部長は、女性客層の強い支持と対象商品の買い回りが見られると説明し、菓子「ラムねこハイチュウ」「ニャン者めし」などの新しさがターゲット層に刺さったと捉えている。

店頭施策として2月17日から、渋谷キャットストリート店(東京・渋谷)で保護猫写真展を初開催。期間は3月9日までとしている。

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