横浜市は2月27日、「日産スタジアム(横浜国際総合競技場)」など3施設と「ニッパツ三ツ沢球技場(三ツ沢公園球技場)」のネーミングライツ契約を締結したと発表した。契約期間はいずれも2026年3月1日から2031年2月28日までの5年間で、契約金額は日産スタジアムなどが総額6.5億円、ニッパツ三ツ沢球技場が総額2億円。
経営再建中の日産、単年ではなく複数年契約に
日産スタジアム関連の対象施設は「日産スタジアム」「日産フィールド小机(小机競技場)」「日産ウォーターパーク(スポーツコミュニティプラザ)」の3施設。スポンサー企業は日産自動車(本社・横浜市西区)。日産は2004年10月、横浜国際総合競技場のネーミングライツ取得について横浜市と基本合意し、2005年3月1日から「日産スタジアム」へ名称を変更していた。その後も契約が延長され、直近では、2021年3月1日から2026年2月28日までの5年間、総額6億円(当初3年は年1億円、残り2年は年1億5000万円)で延長したとしている。
しかし近年の日産は業績不振のあおりを受け、経営再建に向けた施策を相次いで公表していた。2025年5月には「Re:Nissan」と題した経営再建計画を発表し、固定費・変動費の削減や生産拠点の見直し、人員削減などを掲げた。
日産スタジアムのネーミングライツの更新をめぐっては、2025年秋に「1年間・年額5000万円」での更新案が示された後、市議会などからの指摘を受けて横浜市が再検討し、日産側と再協議した経緯がある。今回、再検討を経て5年契約・総額6.5億円で合意した。「経営再建」の只中にある日産が、横浜市内の象徴的スポーツ施設の名称を複数年で継続する形となった。
ニッパツ三ツ沢球技場も2008年から名称を継続
一方、「ニッパツ三ツ沢球技場(三ツ沢公園球技場)」は、自動車部品メーカーの日本発条(呼称:ニッパツ、横浜市金沢区)がスポンサー企業。略称は「ニッパツ」または「ニッパツ球技場」とし、契約期間は2026年3月1日から2031年2月28日まで、契約金額は総額2億円。
ニッパツは同球技場のネーミングライツについて、2008年の契約開始以降、2013年から3年間、2016年から5年間、2021年から5年間と更新を重ねてきたとしており、今回も名称継続となる。

