AI検索は37%に、全世代で浸透
サイバーエージェントは3月5日、生成AIのユーザー利用実態調査の結果を発表した。2025年5月調査分から継続して実施しており、今回で3回目。調査は2月6日~7日にインターネットで実施した。対象は全国の10代~60代の男女9278人。生成AIの検索利用の浸透度や利用サービスの変化、Google検索のAI機能の利用状況、購買行動への影響などを分析した。
検索行動において生成AIを利用する人の割合は37.0%に達し、2025年10月の前回(第2回)調査(31.1%)から5.9ポイント上昇した。AIを使った検索行動は3回連続で増加しており、全世代で利用が広がっている。
検索手段として生成AIを利用すると回答した割合は、2025年5月の21.3%から2026年2月には37.0%まで拡大し、約9カ月で15.7ポイント増加した。世代別では、特に50代(+7.7ポイント)、40代(+6.7ポイント)、20代(+6.6ポイント)の伸びが大きく、若年層だけでなく幅広い世代で利用が進んでいる。
10代はGeminiが急伸、AIモードは33%が利用
利用サービス別では、ChatGPTが29.1%で最も高い利用率を維持。一方、Googleの生成AIサービス「Gemini」は15.6%となり、前回調査から5.2ポイント増と急伸した。特に10代ではGemini利用率が24.5%となり、前回から8.2ポイント上昇するなど若年層での普及が目立った。
また、Google検索に組み込まれた「AIモード」の利用率は21.0%となり、Gemini単体の利用率(15.6%)を上回った。10代では33.5%が利用しており、検索サービスに統合されたAI機能が急速に浸透していることがわかった。
AI経由の購入経験も47%
用途別では、商品価格や特徴の比較(9.8%)や旅行の宿泊施設の比較(9.5%)など、「比較・検討」の場面で生成AIの利用が高い傾向が続いている。要約や比較を得意とするAIの特性が、意思決定を伴う検索で活用されているとみられる。
さらに、AIの回答が消費行動にも影響を与えている。AIの回答に表示されたURLをクリックした経験がある人は54.4%に達し、AIに勧められた商品やサービスをきっかけに実際に購入・利用した経験がある人は47.5%に上った。生成AIは情報収集のツールにとどまらず、購買行動に直結する存在になりつつあることが明らかになった。



