国内動画広告市場、2025年は8855億円 縦型広告が前年比155.9%で拡大

サイバーエージェントは3月9日、「国内動画広告の市場調査」の結果を発表した。本調査は、デジタルインファクトと共同で実施したもの。サイバーエージェントによる国内の動画広告市場調査は12回目。

本調査では、動画広告業界関連事業者へのヒアリング調査と公開情報、調査主体およびデジタルインファクトが保有するデータ等を参考に実施。また、広告主が支出する広告費を対象に市場規模を算出した。

調査したのは、【動画広告市場の推計・予測(デバイス別:PC・スマートフォン・コネクテッドテレビ)】、【縦型動画広告*¹の推計・予測】、【運用型テレビ*²CM需要の推計・予測】の3つ。運用型テレビCMは今回から新たに調査の対象になった。

*¹縦型動画広告:大手SNSや動画配信サイトで提供されている、縦型画面に最適化されたフォーマットで提供されている動画広告。縦型動画コンテンツ面に配信されているが、画面が横長のものなど、フォーマットが縦型に最適化されていないものを除く。

*²運用型テレビCM:テレビ放送局(またはその系列会社等)が運営するオンラインプラットフォーム上で、インプレッション単位でテレビCMの買い付けから効果測定までが可能なテレビCM出稿サービス。

広告主の予算 テレビCMからOTT・CTV広告へシフト

ユーザーの縦型動画コンテンツ視聴が、幅広い世代において定着。モバイルやコネクテッドテレビでの動画配信サービスの視聴習慣も幅広い世代で定着し、広告主によるテレビCMから、OTT・コネクテッド向けに配信する広告への予算シフトが進んだ。

2025年の動画広告市場は、昨年に続き、縦型動画広告とコネクテッドテレビ向け動画広告への需要が大幅に増加し、インターネット広告市場を上回る水準で成長を遂げた。テレビCMにおいては、デジタル広告に類する新しい広告の取引形態である、運用型テレビCMの登場が注目されている。

2025年の動画広告市場、昨年対比122.2%の8,855億円に到達

2025年の動画広告市場規模は、昨年対比122.2%となる8,855億円と順調な成長を遂げた。スマートフォン向け動画広告需要は昨年対比122.7%の7,053億円にのぼり、動画広告需要全体の80%を占める。

また、コネクテッドテレビ向け動画広告需要は昨年対比127%となる1,295億円と、昨年に引き続き動画広告市場全体を上回る、高い水準の成長となった。動画広告市場は今後も高い水準の成長を維持し、2029年には1兆6,336億円に達すると予測。

縦型動画広告、需要が大幅増加 市場規模は昨対比155.9%

2025年は、昨年に続き大手広告主による縦型動画広告フォーマットへの出稿がさらに進み、SNSを中心とする動画広告における主要なフォーマットとして定着した。

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