武井壮と吉田沙保里が出演、13年ぶりのタレント起用
ワークマンは、リカバリーウェア「MEDiHEAL」(メディヒール)のテレビCMを3月11日に放映開始した。同社は2020年以降、SNSやインフルエンサーを中心としたマーケティングへ軸足を移しており、今回のテレビCMは約6年ぶり。また、タレントを起用したCMとしては約13年ぶりとなる。新CMには陸上十種競技の元日本チャンピオンでタレントの武井壮と、元女子レスリング選手の吉田沙保里を起用した。
3月10日に実施した新CM発表会に登壇した武井壮と吉田沙保里
2013年以前は演歌歌手の吉幾三が出演するCMが有名だったが、それ以降は製品紹介を中心とした内容へと切り替わっていた。今回、あえて再びタレントを起用した背景には、重点カテゴリーの認知を一段と広げたい狙いがある。
ワークマンは現在、5つの重点カテゴリー「マス化製品」を強化する方針を掲げている。その中でもリカバリーウェア「メディヒール」は2026年に2100万着、売上350億円を計画している。
同社は2025年9月にリカバリーウェア市場へ本格参入。12月までの4か月で319万点の販売を記録した。
春夏新製品が本格投入された1月から2月には214万点を販売。3月単月では200万点を予測している。2月から需要が本格化しており、CMの放映が始まることで、売上はさらに大きく伸びると見込む。
店頭陳列を本格化させ、4月は400万着を目指す。専務取締役の土屋哲雄氏によると、3月の販売予測は品薄状態を考慮しており、本来はもっと売れたはずだという。今後は製品の供給量を増やし、4月からは正常化を進める方針だ。
こうした伸びの背景にあるのが、同社の「大衆化路線」だ。従来のリカバリーウェア市場は、「特別な日に特別な思いを込めて特別な人に送る」商品としての性格が強く、価格帯も1万5千円から2万円が中心だった。これに対しワークマンは半袖短パンが税込1290円など手ごろ価格を実現。さらに4月から投入する肌着タイプは税込990円で大衆化ニーズに応える戦略を鮮明にしている。
肌着は今年、今年は300万着を目指すとのことだが、土屋専務は「5000万、6000万着規模で売れてもおかしくない」と自信をのぞかせる。

