五輪・W杯よりも人気の世界大会は? 電通・スポーツ総合調査2025発表

電通は3月10日、スポーツについての生活者意識を調べる「スポーツ総合調査 2025」の結果を発表した。メジャーリーガーがけん引する野球の人気、大会ごとに異なる魅力の捉え方、若年層が示すスポーツ消費への高いポテンシャル、そしてスポーツ協賛がもたらす企業ブランディング効果など、5つの研究結果が明らかになった。

スポーツ総合調査2025は全国15〜69歳の7200人を対象に実施。日本における生活者のスポーツに対する意識やニーズを定量・定性的に把握し、スポーツ界のさらなる発展とスポーツビジネスの活性化に貢献することを目的として、2019年から毎年行われている。

競技への興味関心は野球が首位、背景にメジャーリーガーの存在

競技別の興味関心度では、「野球」が36.0%で最も高く、2位の「男子サッカー」(25.8%)を大きく引き離した。続いて「駅伝」(23.7%)、「男子バレーボール」(22.1%)、「女子バレーボール」(22.0%)が僅差でランクインし、人気の多様性を示している。

「競技の興味関心」ランキング。野球が36.0%で1位

「競技の興味関心」ランキング。野球が36.0%で1位

この野球人気を強力に後押ししているのが、個々の選手の存在である。「テレビ、新聞、雑誌、ネットなどで情報を見聞きする選手」を尋ねた設問では、野球選手の「大谷翔平」が53.8%と圧倒的な支持を集めてトップに立った。さらに2位には「佐々木朗希」(29.3%)、3位には「山本由伸」(27.2%)が続き、上位3人を現役メジャーリーガーが占める結果となった。このデータは、SNSを含むメディアで日常的に情報に触れる機会の多いスター選手の存在が、競技そのものへの興味関心を形成する上で極めて大きな役割を果たしていることを示唆している。

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WBC、五輪、甲子園――大会ごとに異なる「刺さるポイント」とは

スポーツ大会やリーグへの興味関心では、国際的なメガイベントへの関心の高さが際立った。「WBC(World Baseball Classic)」が34.1%で首位となり、「夏季オリンピック」(33.9%)が僅差で続いた。「冬季オリンピック」も29.8%と約3割の支持を集めている。これらの国際大会に次いで、「全国高等学校野球選手権大会(春の甲子園/夏の甲子園)」(28.2%)や「箱根駅伝」(26.3%)といった国内独自の学生スポーツ大会が高い関心を集めていることも特徴的である。

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