DeNA、関内に2施設を開業 “もう一つのハマスタ” と “イマーシブ体験” で街の滞在価値を拡張

ディー・エヌ・エー(DeNA)は、3月19日にオープンする大型商業施設「BASEGATE(ベースゲート)横浜関内」に2つの直営施設を開業する。1つは日本最大級の常設型ライブビューイングアリーナ「THE LIVE」、もう1つは没入型体験施設「ワンダリア横浜」だ。横浜DeNAベイスターズや横浜スタジアムの運営で培ってきた知見を、スポーツ観戦やエンターテインメント、街なかの回遊へと広げていく考え。

横浜スタジアムを街に拡張する新施設・ベイファン応援の聖地に

DeNAの南場智子会長は3月12日に開いた記者向け発表会で、球団運営、スタジアム運営に続く「第三幕」として今回のプロジェクトを位置付けた。BASEGATE横浜関内を街の玄関口とし、この拠点のにぎわいを周辺エリアへ広げていきたい考えも示した。ディベロッパーと違いDeNAは、不動産にとどまらず、チケット、グッズ、飲食、ITサービスなどを組み合わせながら、コンテンツと場所を掛け合わせた新しい街づくりを進めるという。

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2011年の球団経営権獲得を第一幕に、2016年の公設民営だった横浜スタジアムの運営権の取得を第二幕に例え、DeNAのスポーツ参入15年目となる2026年にTHE LIVEの開業を迎えた

「THE LIVE」は、「毎日が “LIVE” で満たされる、訪れた人々が心をひとつにする街の新しい居場所」をコンセプトにした施設だ。隣接する横浜スタジアムでのプロ野球公式戦の有無にかかわらず、スポーツや音楽ライブなどのコンテンツを上映し、飲食やグッズ販売と一体で楽しめる “もう一つのスタジアム” であり、ベイスターズファンの応援の聖地になることを目指す。

伝統と革新が根付くレッドソックスのフェイウェン・パークを参考に

南場会長は質疑応答で、参考にした海外事例は数多いと前置きしつつ、THE LIVEについては米大リーグのセントルイス・カージナルスのブッシュ・スタジアムから大きな着想を得たと説明した。また、南場氏も在住していたボストンのレッドソックスの本拠地フェンウェイ・パークについて、歴史ある球場でありながら「完成がない」存在として挙げ、毎年改修を重ねながら伝統と革新を両立させる姿勢に感銘を受けたと語った。海外のボールパーク文化を参照しつつも、DeNAは郊外型の大規模開発ではなく、街の中心にスタジアムがある横浜ならではの立地を生かし、都市のにぎわいと一体化した新たな観戦・滞在拠点を目指す。

施設面積は約2800平方メートル。1階に幅約18メートル、高さ約8メートルの大型LEDビジョンと9つの飲食店舗を備える「LIVE FOOD HALL」、2階にグッズショップ「BAYSTORE Flagship YOKOHAMA」、3階にテラス付きレストラン「FOOD TERRACE」を配置する。

発表会では、横浜スタジアムのホームゲーム時に試合前後も含めた多彩な演出を行うほか、ビジターゲームも全試合放映する方針が説明された。ベイスターズ戦開催日には、場内3台のライブカメラと横浜スタジアムの大型ビジョンを連携させ、両会場の盛り上がりを共有できる。

記者発表会時には、オープン戦に向けて準備をしていたビジターの広島東洋カープの練習風景が様々なアングルで中継された

また野球だけでなく、横浜F・マリノスなどのサッカー、横浜ビー・コルセアーズのバスケットボール、さらにスポーツにとどまらず音楽・お笑いなども扱い、365日人が集まる場に育てていく考えだ。また開業日から3月22日まではオープニングイベントも実施し、ベイスターズ関連のトークイベント、即興コメディ、音楽ライブなどを日替わりで開催する。

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