第2回:「事業目的」

欧米規制で正しく舵を切り始めた企業

企業がビジネスモデルやバリューチェーンを根本から再設計する動きを後押ししているのが、欧州を中心に進むサステナブル関連規制の大転換である。

たとえば、2024年に欧州で発効した「持続可能な製品のためのエコデザイン規則(Ecodesign for Sustainable Product Regulation)」は、衣類・電子機器・家具など、ほぼすべての製品を対象に、耐久性の向上、修理可能性、リサイクル可能性を前提とした設計を求める包括的な枠組みだ。さらに、デジタルプロダクトパスポート(DPP)によって製品情報の透明性を高めることも義務付けている。売れ残り消費財の廃棄抑制も含まれ、衣類・履物については2026年から段階的に廃棄禁止が導入される見込みである。また、「修理する権利(Right to Repair)」では、消費者が適正な価格で製品を修理できる環境を保証し、メーカーに対して部品や修理情報の提供、独立修理業者への不当な制限の禁止などを求めている。

続きを読むには無料会員登録が必要です。

残り 3137 / 4670 文字

KAIGI IDにログインすると、すべての記事が無料で読み放題となります。

登録に必要な情報は簡単な5項目のみとなります

「AdverTimes. (アドタイ)」の記事はすべて無料です

会員登録により、興味に合った記事や情報をお届けします

1 2 3
CX-DesignのRe-Design 〜顧客体験の思考法〜
岩井 琢磨(顧客時間 代表取締役)

1993年博報堂DYグループに入社。インストア・プランナー、クリエイティブ・ディレクター、ブランドコンサルタントとしての企業再生プロジェクト参画を経て、Chief Project Manager。2018年9月株式会社顧客時間を設立。共同CEO代表取締役に就任。Head of Managementとして、顧客時間に参画する多様なスペシャリストと共に、製造業・流通サービス業・金融業などにおけるCX変革プロジェクト・事業開発プロジェクトの設計・支援を行っている。早稲田大学大学院商学研究科修士課程修了(MBA)。内田和成研究室所属。2025年1月より株式会社 AgeWellJapan 社外取締役。

岩井 琢磨(顧客時間 代表取締役)

1993年博報堂DYグループに入社。インストア・プランナー、クリエイティブ・ディレクター、ブランドコンサルタントとしての企業再生プロジェクト参画を経て、Chief Project Manager。2018年9月株式会社顧客時間を設立。共同CEO代表取締役に就任。Head of Managementとして、顧客時間に参画する多様なスペシャリストと共に、製造業・流通サービス業・金融業などにおけるCX変革プロジェクト・事業開発プロジェクトの設計・支援を行っている。早稲田大学大学院商学研究科修士課程修了(MBA)。内田和成研究室所属。2025年1月より株式会社 AgeWellJapan 社外取締役。

この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

「CX-DesignのRe-Design 〜顧客体験の思考法〜」バックナンバー

このコラムを読んだ方におススメのコラム

    タイアップ