スチール缶の“温もり”が心理的距離を縮める?大和製罐×札幌すすきの観覧車イベント実施

総合容器メーカーの大和製罐が、北海道札幌市の観覧車とコラボレーションしたイベント「恋は、温度で動き出す。あったか〜い缶覧車」を3月10日から期間限定で開催している。冬の寒さが残る札幌の夜、観覧車という密室空間で温かい飲料を提供。身体的な温もりが、乗車客の心理的な距離感にどのような変化をもたらすかを探るユニークな試みだ。

あったか〜い缶覧車
あったか〜い缶覧車

スチール缶の「温かさ」とコミュニケーションの相関関係

同社では2024年1月以降よりPR活動を本格的に開始。2025年には大阪・関西万博の暑熱対策として「ミャクミャク」をデザインしたスチール製ボトル缶を無料配布するなど、スチール製品に関するPRを中心にオンライン・オフライン両面での情報発信を強化してきた。

「ミャクミャク」をデザインしたスチール製ボトル缶

万博P&R駐車場の利用者や、公式マップ購入者に配布されたスチールNBC(ニューボトル缶)入り清涼飲料水。背面にはスチールボトル缶の素材として使用されている「スチール(鉄)」のリサイクル性や環境にやさしい素材を伝えるメッセージを記載した。

背景にあるのは、若年層におけるスチール缶の認知度低下だ。今回、2024年4月に実施した「平成世代のスチール認知に関するアンケート調査」の結果を受け、同社は単なる“容器としての機能”を超えた、使用シーンやコミュニケーションに付随する価値の再定義に着手。その一環として、「温かいスチール缶のコミュニケーション促進効果」を生体情報を用いて解析する実験を行った。

調査対象は10~20代の男女20名。共同作業時に「温かいスチール缶を持つ」ことが、どのような影響を与えるかを検証したところ、作業中(中盤)のストレス度が4.7%減少していることが明らかになり、沈静度も3.8%減少。リラックスしながらも適度な高揚感を得やすい環境が構築される可能性が示された。

また、初対面の相手とのコミュニケーションにおいて快適度が7.0%上昇するというデータも得られており、「手を温める」という行為が心の安らぎや一体感に直結することが示唆された。

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