メディア環境とそれを取り巻く広告コミュニケーション形態の変遷
では、この複雑化した社会において、広告はどのような役割を果たすべきなのだろうか。本稿では、「AI・アルゴリズム時代」の広告コミュニケーションとして示唆に富む近年の企業事例を分析し、これからの時代に求められるのは、理念に賛同する個人や集団が自らの意思で集える「場」を創出する「この指止まれ」型の「求心力コミュニケーション」であると結論づけた。選択権はあくまで生活者側に委ね、共鳴する人々を惹きつける。その熱量が界隈の壁を越えて横断することで、新たな社会のスタンダードを生み出していく可能性を秘めている。
