電通は3月24日、日本サッカー協会(JFA)と「サッカー日本代表放送権(2027~2030)」契約について基本合意に至ったと発表した。契約期間は2027年1月1日から2030年12月31日までの4年間で、JFAが権利を有するサッカー日本代表戦の国内外における全試合の放送・配信権を取得する。
電通は2001年から25年間にわたり、JFAと放送権契約(放送・配信を含む総合的なメディアライツ)を締結してきた。2008年以降は民放各社と連携した放送体制を構築し、日本代表戦を安定的に届ける環境を整えてきた。現在は協賛を含むJFAとのパートナーシップ契約も結んでおり、放送権とマーケティング権の両面から日本サッカーを支援している。
JFAとの契約を更新、SAMURAI BLUEやなでしこジャパンなど対象
今回の契約更新により、契約期間中はSAMURAI BLUEやU-23日本代表の国内開催試合で地上波放送を実現する方針だ。なでしこジャパンの試合についても、最適な放送・配信形態でファンに届けるとしている。あわせて、JFAが取り組むフットサルやビーチサッカーの振興も支援し、FIFAなど国際機関とのリレーションを生かしながら、放送各局やOTT各社との新たな事業創出にも取り組む考えを示した。
国内でサッカー日本代表が世代や性別を問わず幅広い支持を集める一方、視聴環境の多様化によって放送や配信の取り扱いが複雑化している。その上で、競技の魅力を次世代へ継承するためには、安定した競技運営基盤の確立と戦略的なメディア運用が求められている。
JFAの宮本恒靖会長は、代表戦が日本中に勇気や感動を届けてきたとした上で、できるだけ多くの人が試合に触れられる環境づくりの重要性を強調。四半世紀にわたり日本サッカーと歩んできた電通との連携を通じて、代表戦の熱狂と感動をより広く届けていく考えを示した。
なお、電通は2025年12月に、FIFAワールドカップ2026の国内における放送権取得も発表している。今回の発表はそれとは別に、JFAが権利を有する日本代表戦の放送・配信権に関する契約更新となる。
