ゼンショーホールディングス(HD)傘下のハンバーガーチェーン「ゼッテリア」は3月24日、公式Xで「最後のご挨拶をさせていただきます」「この先もゼッテリアをよろしくお願いいたします!」と投稿し、ロッテリアからの転換を印象づけた。これに対してX上では、「元カノの苗字変わったみたいな感覚」「小学校の頃は良く親と食べに行っていました、有難うございました」といった旧店名を惜しむ声のほか、「ゼッテリアの方が知名度低いのに何故、そっちに統一を図るのだろう」といった疑問の声も上がり、さまざまな反響を呼んでいる。
3月24日に投稿されたゼッテリアのあいさつ
ゼンショーHDは、ハンバーガーチェーン「ロッテリア」の国内店舗を3月をめどに閉店する方針を掲げ、「ゼッテリア」へ順次転換してきた。1972年に日本橋高島屋(東京・中央)で1号店を開いたロッテリアは、今回の転換によって国内ブランドとしてひとつの節目を迎えることになる。閉店の発表時にも、Xでは「ロッテリアにお別れを言いに行ってきた」といった投稿が見られるなど、長年親しまれてきた店名への愛着がにじんでいた。
ゼンショーは牛丼チェーン「すき家」や回転寿司チェーン「はま寿司」などを展開しており、2023年にロッテリアを買収した。同年9月には都内で「ゼッテリア」1号店を開業し、以後、既存のロッテリア店舗を順次転換してきた。
今回のブランド集約には、グループ全体での経営効率を高める狙いがある。従来のロッテリアは、仕入れや製造、物流管理の面でゼンショーグループとは異なる仕組みを採用していた。ゼッテリアへ切り替えることで、共同輸送や共同仕入れが可能となり、原材料調達や店舗運営の効率化につなげる考えだ。
店舗数は2025年12月末時点で、ゼッテリアが172店、ロッテリアが106店。合計278店となり、マクドナルドの3025店、モスバーガーの1309店、バーガーキングの337店に次ぐ規模となる。全店舗の転換時期については非公表としている。
買収後は、ゼンショーグループの調達力や商品開発力を生かし、高品質でオリジナリティのある商品の開発を進めてきた。広報担当の山本哲也氏は取材に対し、「事業集約をすることで、その流れをより加速させる」と話す。
山本氏は「新ブランド『ゼッテリア』でも、看板商品の『絶品バーガー』をはじめ、高品質でオリジナリティあふれる商品を用意する」としている。

