きのこの山の「あの家」に住める 限定500戸を分譲へ

きのこの山で、3月31日正午から物件の分譲が始まる。販売される分譲住宅は先着500戸の「至極のレジデンス」で、「第3の居住地」としての活用を想定。場所は、メタバース上だ。

ロングセラーのお菓子「きのこの山」を販売する明治と、メタバースプラットフォームclusterを運営するクラスター社が組み、メタバース上にきのこの山のパッケージを再現し、誰もが見たことがあるであろう「あの家」を販売する。

パッケージの風景を現代版にアップデートした「きのこの山」。

分譲住宅「あの家」は、スーペリア、エグゼクティブ、スイートの3種類で、価格はそれぞれ、スーペリアが1万円で350戸、エグゼクティブは5万円120戸、スイートは15万円で30戸(いずれも税込み)。購入者には、実際のカードキーやキーホルダー、権利証書などの特典が届くという。分譲地の利用期間は、2029年3月10日まで。

プール付きの物件。

きっかけは、明治がきのこの山発売50周年を記念して発案した企画だった。1975年に生まれたきのこの山の記念すべき年に合わせ、昨年5月からいろんな企画を展開してきたが、その中の一つとして、50年間慣れ親しんだパッケージを生かしたいと考えた。山里があり、その中に家があり、「ほのぼのした、まるで日本昔ばなしのような風景をイメージする人も多いのでは」と同社の広報担当者。現代のテクノロジーでファンが集えるコンテンツを作れないかと考えたのが、メタバース空間だった。CGできのこの山のイメージを作ってもらい、分譲住宅の設計は実際の設計士に手掛けてもらったというこだわりっぷりだ。

購入者は実際に手元に届いたカードキーをスマホにかざしてバーチャル空間に入る。きのこの山を散策したり、購入した「あの家」でサウナに入ったり、プールに入ったりして楽しむことができる。また、購入した「あの家」に友達を招待でき、交流もできるという。

スイートではアイテムを配置して空間をカスタマイズできる。

また、分譲地は購入者とその招待者しか入れないように設定されているが、5月上旬頃にはエリア限定で一般公開も予定しているという。

不動産価格が高騰する中、「自分だけの城を持つという所有感を満たし、友人と共有し、自慢できる空間」でもある。
きのこの山派か、たけのこの里派か——。たびたび議論になり、総選挙も行われるほど日本人にはなじみのあるお菓子。きのこ派かたけのこ派か、初対面でも会話のきっかけになりえる商品という魅力を存分に発揮してもらい、「きのこの山のファンの皆さまに集まってもらい、コミュニティをつくり、楽しんでほしい」と、同社担当者は願っている。

ちなみに、たけのこの里の扱いが気になったので、聞いてみたところ、たけのこの里が発売されたのは、きのこの山の発売の4年後だそうだ。今回の取り組みを発表したところ、SNSなどですでに「きのこか」という、たけのこ派とみられる反応があったため、担当者は「4年後はたけのこ派の企画も……」とのことだ。

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