AI時代に “手仕事” を選択 トヨタが120時間かけた切り絵広告で訴えた安全運転

トヨタ自動車は2月26日、ドライバーが改めて安全運転を考えるきっかけづくりとして、動画「玄関あけたらラブストーリー」を公開。その想いを、より人々に身近な場所で届けるため、516文字の切り絵アートを用いた交通広告を3月17日から期間限定で掲出した。

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江ノ島電鉄に掲出された中吊り広告。

本交通広告では、切り絵作家・坂下奈美さんが総制作時間120時間をかけて、手作業でつくり出した切り絵作品を、広告ビジュアルとしてそのまま掲出。

そんな本広告について、トヨタ自動車 サステナビリティ推進室の中川大輔氏は次のように話す。

「切り絵のように、一つひとつの行為や気付きが重なり合って初めて安全が形づくられる。そんな想いを込めてこの表現を用いました。毎日の安全はあたり前ではなく、日々の小さな配慮や気付きの積み重ねによって支えられていることを、自分ごととして考えていただければと願っています。広告主から制作会社までが一貫して対話を重ね、共に進めたことで、見る人の心に残る温かい広告を皆でつくり上げられたのではないかと感じています」。

また今回、切り絵原画は1箇所のみで、他箇所は通常ポスターを掲出。ポスターでは、トヨタがこれまで取り組んできたサステナビリティに関する活動もあわせて紹介した。

切り絵以外のポスター。

さらに、トヨタ・コニック・プロ クリエイティブディレクター/コピーライターの岩本光博氏は、「もはや、AIがつくるものに驚きを感じづらい。不確実なものほど面白い。そんな時代だからこそ『人間らしく手間暇かけた表現』にこだわりました」と語る。

「総制作時間120時間。手作業でつくり出した味わいのあるアートを、広告としてそのまま電車内に吊るす。手書きのメッセージのほうが、スマホよりも想いが伝わるのと同じように、AIが進化するほど、人間が作ることへの新しい意義が出てくると考えています」(岩本氏)。

スタッフリスト

企画制作 トヨタ・コニック・プロ、協立広告、シースリーフィルム
CD+C 岩本光博
Pr 田村彦人
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切り絵作家 坂下奈美
メディアプランナー 橋本将史
スーパーバイザー 三宅智子、中川大輔、岡田義次、花咲ひろみ
PRプランナー 廣瀬伊都、加久石珠英
掲出 江ノ島電鉄・中吊り広告(3/17~3/23)
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