ユニバーサル ミュージックは3月11日、椎名林檎の新作アルバム『禁じ手』の発売を記念した特別コンテンツ「椎名林檎のおニュー・ザ・ワイド!!」の配信をYouTubeで開始した。看板企画「好景気パトロール」と題して、“黒字ポリス”に扮した椎名が「景気の象徴」とする企業を訪問。日本的な細やかな気配りや、商品・サービスを生み出す企業努力の裏側をのぞく構成となっている。今回のコンテンツは、アルバムの発売を告知するだけでなく、椎名のキャラクターを生かしながら、企業訪問というかたちで話題を広げるプロモーション施策として位置づけている。
第1弾として公開されたのは、“文芸出版の老舗”である新潮社を訪ねる前後編だ。3月11日公開の#01「新潮社」篇、3月14日公開の#02「新潮社」完結篇の2本立て。椎名が同社と縁が深い社会学者・古市憲寿氏と神楽坂を歩きながら同社へ向かう。社内では執行役員の中瀬ゆかり氏も交えたやり取りが展開され、出版社らしい落ち着いた空気や、老舗企業の社屋・内部空間そのものも見どころになっている。
新潮社編は、単なる企業紹介にとどまらない。椎名が“好景気”の背景を探るという建て付けのもと、出版文化を支える企業のたたずまい、その場に流れる空気感、出演者同士の掛け合いをじっくり見せる内容だ。前編では訪問までの導入と社内に足を踏み入れる高揚感を、後編では「作家と編集者」や「性と作家性」などの関係性を軽妙なトークを繰り広げる。さらに椎名が扮する黒字ポリスが「景気回復のアイデア」や「景気のよいエピソード」なども引き出していく。音楽作品の発売記念企画でありながら、街歩き番組や鼎談コンテンツのような味わいも備えている。
第2弾は、3月18日に公開された#03「セブン-イレブン」篇だ。こちらは“日々の生活にそっと寄り添ってくれる市民の味方”としてセブン-イレブン本社を訪問する企画で、セブン-イレブン・ジャパンの阿久津知洋社長が椎名を迎え、本社内部を案内する内容となっている。番組では、普段は見えにくい本社機能の一端を見せながら、身近なコンビニの商品やサービスの裏にある改善意識や工夫を掘り下げていく。

