あの頃の恋愛を完全再現「平成恋愛展」が話題 企画者が語る“制作秘話”

ソニー・クリエイティブプロダクツは4月7日、六本木ミュージアムにて平成約30年の恋愛を3000アイテムと共にたどる体験型展示「平成恋愛展」を開催する。会期は6月28日まで。空間演出はCHOCOLATEの『あの職員室』などを手掛けた博展のクリエイティブコレクティブ「Intangible Studio」が担当する。

イベント入口から、平成の後期・中期・初期と時代をさかのぼりながら、展示を楽しむことができる。
イベント入口から、平成の後期・中期・初期と時代をさかのぼりながら、展示を楽しむことができる。

イベント入口から、平成の後期・中期・初期と時代をさかのぼりながら、展示を楽しむことができる。

昨今、「平成レトロ」「Y2K」ブームなどの「平成カルチャー」が再評価されている。本展示では、デジタルデバイスの進化やSNSの台頭により、急速にコミュニケーションツールが発展した平成の“恋愛”に着目。「2010年から2019年頃の後期」「2000年から2009年頃の中期」「1989年から1999年頃の初期」に分類し、体験型展示を行う。

企画・総合演出を担当した徒然草の増田周平氏は、平成という時代について「平成をテーマにしたコンテンツのほとんどは、『見た目の新鮮さ』や『かわいさ』といった表層的な魅力にフォーカスしたもの。ビジュアルやアイコン消費に寄った消費が多い印象がある」と話す。

「今回の展覧会では、そうした外側の魅力だけではなく、当時の人々の“感情”に焦点を当てたいと考えました。その感情を最も象徴的に表現できるテーマとして『恋愛』を選んでいます。

また企画当初は、平成の中でも特定のカルチャーにフォーカスした企画を考えていました。ただ、約30年の時代全体を見たとき、日本の歴史の中でもこれほど急速にテクノロジーが進化した時代は珍しいと気づいたんです。その変化に伴って、コミュニケーションの手段が大きく変わり、恋愛のあり方も確実に多様化しているはずだと考えました。

そこで平成の30年を10年ごとに初期・中期・後期の3つに区分。それぞれの時代のコミュニケーションや恋愛のかたちを体験できる構成にしています。時代ごとの変化を追体験することで、『感情の展示』というテーマをより立体的に伝えられると考えました」(増田氏)。

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