タフグミ、忍者めしがひしめくハードグミ市場の “ダークホース” 売上28億5千万円「ぺタグーグミ」、初リニューアルで明らかになった “唯一無二の強み” とは

ノーベル製菓のハード系グミブランド「ぺタグーグミ」が、ブランド初となる本格リニューアルに踏み切った。3月9日に「グレープ味」、4月6日に「ソーダ味」、5月18日に「ゴールデンパイン味」を全国でリニューアル発売。ブランドサイトも刷新したほか、5月23日からは新CM「ペタグー星人登場」篇の全国放映を開始した。味覚とパッケージを見直すとともに、商品誕生時から持つ “地球外生命体” の世界観を拡大する考えだ。

「ぺタグーグミ」は、2019年10月発売の「コーラ味」を起点にラインナップを展開してきたハード系グミブランド。2025年5月時点で累計販売数1億個を突破し、同年の売り上げは約28億5000万円に達した。競争が激しいハードグミ市場において、定番商品の一つとして支持を広げている。

一方で、グミ市場全体の成長に対して、ブランドの成長率がやや鈍化していたこともあり、同社は今回、初めての商品リニューアルに踏み切った。

ハードグミ市場で問われる差別化

グミ市場は拡大が続いている。2021年に635億円だった市場規模は、2024年には1138億円に拡大し、3年間で約1.8倍に伸長した。年間10億円以上を売り上げるグミブランドも、2017年の14ブランドから2024年には23ブランドに増えている。

市場の拡大に伴い、棚の中での競争も激しくなっている。カバヤ食品の「タフグミ」は「高弾力・大粒・サワーパウダー」を前面に打ち出し、2024年度のグミ市場で単品売上金額1位を獲得。UHA味覚糖の「忍者めし」など、噛みごたえを特徴とするブランドも存在感を高めている。

こうした中で、ペタグーグミが打ち出すのが、“うすくてかた~い” 形状から生まれる独自の噛み応えだ。

ノーベル製菓 開発部マーケティングセクション広告宣伝グループの小松弓夏氏によると、調査ではペタグーグミのハード食感について「心地よい噛み応え」と感じられていることが分かったという。今回のリニューアルでは、この特徴を “前人未踏食感” と名付けた。

ハードグミでは、各社が噛み応えなどの機能価値を訴求することが多い。一方で、ペタグーグミはキャラクターをブランドのアイコンとして展開してきた。袋を開けて取り出したとき、とぼけた顔の「ペタグー」が出てくることも、ブランドの情緒価値を支える要素になっているという。

小松氏は「独特の世界観に没入していただける楽しさやユーモラスさがあることが、他のグミとの大きな違い。グミがコミュニケーションのツールの一つとして機能している今、この価値はハードグミで唯一無二」と話す。

今回の商品リニューアルを機に、プロモーションも再設計した。食感に加え、独特の世界観やキャラクターが好評を得てきたことから、その強みを生かしてブランドをブラッシュアップする狙いだ。

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