「UVの塗り直し問題」に終止符 資生堂「アネッサ」が日本マーケティング大賞グランプリ

日本マーケティング協会は6月12日、第18回「日本マーケティング大賞」の表彰式を都内で開催した。グランプリには、資生堂ジャパンの「UVの塗り直し問題に終止符 アネッサブラッシュオンパウダー」が選ばれた。準グランプリは、ユニ・チャームの紙おむつ水平リサイクル「RefF(リーフ)」だった。

第18回「日本マーケティング大賞」の受賞者

第18回「日本マーケティング大賞」の受賞者

今回から一般公募制を導入し、応募の門戸を広げた。これまでは日本マーケティング協会の会員による応募や推薦を通じて候補を集めており、非会員は会員から推薦を受ける形だった。今回から非会員の企業や団体も自ら応募できるようにしたことで、選考対象は昨年比約30%増の126件となった。

企業のマーケティング担当者や研究者、シンクタンク関係者、メディア関係者など16人の選考委員が審議し、グランプリ1件、準グランプリ1件、奨励賞5件、地域賞3件の計10件を選んだ。

グランプリは「UVの塗り直し問題」に着目

グランプリを受賞した資生堂ジャパン

グランプリを受賞した資生堂ジャパン

グランプリを受賞した資生堂ジャパンの「アネッサ パーフェクトUV ブラッシュオンパウダー」は、メイクの上から手軽にUVカット効果を足せるブラシ一体型のUVカットパウダー。マツキヨココカラ&カンパニーとの共同企画として開発された。

企画の出発点は、紫外線対策における「塗り直しの手間」や「メイクの上から使いづらい」という生活者課題だった。メイクが崩れやすい部位と、紫外線ダメージを受けやすい部位が重なる点に着目。手を汚さず、メイクの上からでも塗り直しやすい形として、ブラシ一体型のパウダーにたどり着いた。

発売前からSNSで「メイクの上から塗り直せる」「手軽に使える」「携帯しやすい」といった特徴を訴求。全国のマツモトキヨシグループ、ココカラファイングループの店舗とオンラインストアで限定販売することで、店頭とデジタルの両面から生活者との接点を広げた。限定販売ながら、発売2カ月で年間目標の32万個を出荷し、2026年2月の全国発売にもつながった。

選考では、パウダーとブラシを一体化した開発の難易度に加え、日常消費財のマーケティングに示唆を与える点が評価された。

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