カフェやコンビニで、ドリンクの「大容量化」が目立っている。
2025年秋には、1Lサイズのドリンクを売りにする韓国発「fave COFFEE」が大阪・心斎橋に日本1号店を開業し、2026年1月には神戸元町へ進出。2026年8月には、韓国で約1600店舗を展開する「Paik’s DABANG」も東京・新橋に日本1号店を出店した。
国内チェーンでも大容量化が進んでいる。PRONTOは通常のRサイズの約2.5倍となる「ギガ」サイズを展開。コンビニでは、ファミリーマートが2026年6月に「FAMIMA CAFÉ」へLLサイズを導入し、ローソンも「MACHI café」でメガサイズを販売している。
PRONTOは2026年夏、通常のRサイズの約2.5倍となる、同ブランド最大の「ギガサイズ」を販売。
こうした動きを見ると、より大きなサイズを求める消費者が増えているようにも見える。ところが、実際の購買行動は必ずしも“大きければ大きいほど売れる”という単純なものではない。
約1Lのドリンクを看板商品とする韓国発「マンモスコーヒー」では、最大のLサイズを注文する客は全体の1~2割程度。最も選ばれているのは約600mlのMサイズだという。
それでも、なぜ「大容量」を掲げるブランドが支持されるのか。背景にあるのは、単なるサイズ競争ではなく、「十分な量を、納得できる価格で買える」という価値だ。日本で広がる“デカドリンク”は、単なる話題づくりなのか。それとも、日常的な利用ニーズを捉えた商品戦略なのか。マンモスコーヒーの事例から読み解く。
