広告祭を若手社員と巡る「修学旅行」 全国の高校生30人を無料招待

虎ノ門広告祭実行委員会は9月8日、全国の高校生を対象とした無料ガイドツアー「虎広修学旅行」を、10月11、12日に開催すると発表した。広告業界で働く若手社員とともに、虎ノ門広告祭のセッションや展示を巡り、広告の仕事を体感してもらう。

実データ グラフィック 虎広修学旅行

「虎広修学旅行」は、虎ノ門広告祭の会場であるTOKYO NODE(東京・港)で実施する。若手社員がガイドとして同行し、セッションの聴講や展示の見学を案内。クリエイティブディレクターやデザイナー、コピーライター、CMプランナーなど、広告業界にある多様な職種や仕事内容を高校生に伝える。

対象は全国の高校1~3年生。定員は各日約15人で、2日間で計30人を予定する。参加費は虎ノ門広告祭の入場料を含め無料で、応募は先着順。締め切りは9月25日だが、定員に達した場合は早期に受付を終了する。交通費や宿泊費は参加者が負担する。

実行委員会が企画の背景として挙げたのが、高校生が職業の現場に触れる機会の少なさだ。国立青少年教育振興機構の2023年の調査によると、「職場の見学」「就業体験」に関心を持つ高校生は6割を超える一方、実際に経験したことのある高校生は約1割にとどまるという。

2025年に初開催した虎ノ門広告祭には、8日間で延べ1万7000人が来場し、120のコンテンツに400人以上のクリエイターが登壇・参加した。実行委員会は、広告クリエイティブに触れる機会を全国の高校生にも広げようと、今回のツアーを企画した。

学生向け広告学校も開催

学生を対象とした広告学校「toracoya 虎子屋」も開催する。第一線で活動するクリエイターらが講師を務め、アイデアの発想力、伝達力、実装力をテーマに講義を行うほか、参加者が自ら考えて制作する最終課題を設ける。

実データ グラフィック toracoya

講師には、マクドナルドの「食べ美」シリーズや探偵!ナイトスクープ「AIに聞いても解決しないこと」などを手がけた花田礼氏、サントリーの「大人じゃん。」Google「もしもし、ブルータス。」などを手がけた岩田泰河氏、Netflixの「上を見ろ、星がある。下を見ろ、俺がいる。」などを手がけた加我俊介氏ら、15人以上が名を連ねる。

日程は10月6、12、13、15、16日の5日間で、定員は36人。参加には審査があり、通過者は虎ノ門広告祭の学生向け通し券を購入する必要がある。参加費は早割価格が2万4000円、通常価格が3万円となる。

第2回となる虎ノ門広告祭は、10月9~17日の9日間、TOKYO NODEで開かれる。トークセッションを中心に、上映会、展示、参加型企画、交流会などを展開する。

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