生成AIの検索利用率、初の50%超え 約6割がAIの推奨から購入・利用

サイバーエージェントは9月4日、「生成AIのユーザー利用実態調査」の2026年8月期の結果を発表した。AI Modeを含む生成AIの検索利用率は52.3%となり、2025年5月の調査開始以来、初めて50%を超えた。

2025年5月の初回調査では21.3%だったが、約1年3カ月で31ポイント上昇した。一方、検索エンジンの利用率は86.9%で、2025年5月の91.9%から緩やかに低下している。

グラフ 生成AIサービスの検索利用率推移

生成AIサービスの検索利用率推移

生成AIへの検索の切り替え進む

検索エンジンと生成AIの双方を利用している人に、検索行動がどの程度生成AIへ移行したかを尋ねたところ、検索の「半分以上」を生成AIに切り替えた人は46.6%だった。2025年5月調査の30.1%から16.5ポイント増加した。

検索目的別では、すべてのジャンルや検討段階で生成AIの利用割合が拡大した。日常的な検索で最初に生成AIを使う人は、「情報収集」が22.6%、「行動移行」が24.6%となり、いずれも20%を超えた。

特に「比較・検討」での利用が目立つ。生成AIを最初に使う割合は、候補商品の価格比較で15.5%、旅行の宿泊施設の比較で14.8%、物件条件の比較で14.5%だった。すべてのジャンルで、比較・検討時の生成AI利用率が情報収集時を上回った。

グラフ 検索行動目的別で利用するサービスについて

検索行動目的別で利用するサービスについて

AIのおすすめで購入、58.7%

生成AIの回答を見た後の行動を尋ねた調査では、回答に表示されたURLをクリックし、詳しく調べた経験がある人が61.0%だった。AIから勧められた商品やサービスを、自分でさらに検索した経験がある人は77.3%に上った。

さらに、AIのおすすめをきっかけに、実際に商品を購入したり、サービスを利用したりした経験がある人は58.7%だった。前回調査に続いて約6割の水準を維持しており、AIの回答が購買・利用行動に影響を及ぼす状況が定着している。

グラフ AIの回答を見た後のユーザー行動(推移)

AIの回答を見た後のユーザー行動(推移)

企業にとっては、従来の検索結果で自社の商品やサービスを見つけてもらうことに加え、生成AIの回答の中で、どのような情報とともに提示されるかも購買接点の一つになりつつある。

調査は8月7~10日、全国の15~69歳の男女9278人を対象にインターネットで実施した。

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