ビデオリサーチは7月、関東・関西・名古屋の3地区の各民放5局を対象に、2013年上半期(1~6月)のテレビCMの出稿動向を発表した。
CM総出稿量を見ると、関東地区は番組提供・スポットともに微減で、トータルは1343万秒から1334万5000秒と前年比99.4%となった。一方、関西地区では番組提供が微増したため、トータルではほぼ横ばい、名古屋地区では番組提供・スポットともに微増で、トータルでは前年比101.4%となった。
また、商品種類別のCM総出稿量を見ると、関東地区では「通信・WEB系サービス」が昨年の年間ランキングに引き続きトップ、関西地区では「郵便・電信・電話」が、名古屋地区では「住宅・建材総合」がそれぞれ前年比115.8%・118.7%で、昨年トップの「普通乗用車」をおさえてトップとなった。
「通信・WEB系サービス」は関西・名古屋地区でもそれぞれ前年比103.1%・104.5%で2位にランクイン。関西地区でトップとなった 「郵便・電信・電話」は、関東・名古屋地区でもそれぞれ前年比109.0%で2位、同112.4%で3位にランクインした。「普通乗用車」は、関東で前年比72.5%の3位、関西で同71.6%の3位、名古屋で同73.6%の4位にとどまった。
関東地区の、商品種類別CM層出稿量ランキング(2013年1~6月)は以下の通り。
※カッコ内は前年比
1位 通信・WEB系サービス(96.9%)
2位 郵便・電信・電話(109.0%)
3位 普通乗用車(72.5%)
4位 生命保険(109.7%)
5位 住宅・建材総合(109.7%)
6位 他の金融(133.2%)
7位 他の食品(100.6%)
8位 他の化粧品(107.7%)
9位 学校(116.0%)
10位 他の特殊小売店(77.1%)
さらに、タレント別に出演しているCMの出稿秒数を見ると、3地区とも「剛力彩芽」がトップに。次いで2位は「上戸彩」、3位は関東・名古屋地区で「武井咲」、関西地区で「相武紗季」となった。
関東地区の、タレント別テレビCM量ランキング(2013年1~6月)は以下の通り。
※カッコ内は、主な出演CM/出稿秒数/出稿本数/前年年間順位
1位 剛力彩芽(KDDI/172005秒/10793本/3位)
2位 上戸 彩(ソフトバンクモバイル/134790秒/8210本/1位)
3位 武井 咲(積水化学/106965秒/6767本/2位)
4位 森山中(KDDI/103890秒/6611本/486位)
5位 井川 遥(KDDI auスマートバリュー/102270秒/6428本/53位)
6位 前田旺志郎(KDDI auスマートバリュー/96555秒/6056本/707位)
7位 篠田麻里子(NTTドコモ 応援学割/96270秒/6040本/8位)
8位 高田純次(ウィルコム だれとでも定額/94005秒/5842本/7位)
9位 前田敦子(ソフトバンクモバイル/93840秒/5238本/19位)
10位 大島優子(NTTドコモ 応援学割/89805秒/5664本/6位)