今回は、有楽製菓が広告・コミュニケーションについてどのように取り組み、どのように考えているかを紹介したいと思います。
現在、有楽製菓のマーケティング部では、広告やプロモーションの予算を持っていません。何らかのフレッシュなニュースを、継続的に消費者に提供し続けたいと考えているのですが、社内の決裁は内容により、その時々で判断されます。もちろん社長決裁が最終判断です。
まず検討することは、アイデアが面白いかどうかです。どの企業の方も同じでしょうし、当たり前のことですよね。イベントごとに目標や目的が異なりますので、いくら面白いと言っても、この目標・目的を達成できるかが大前提の指標となります。また世間で注目され、ニュースになるような面白さを追求しています。
ただユニークで面白ければ良いというわけではなく、面白さがブランドの性格とマッチしているか、消費者にスムーズに理解してもらえるかが決め手になります。細かい内容は企業秘密なのですが、いくつかの項目を設けて、ブラックサンダーの価値や性格を活字で理解・共有するようにしています。そうすることにより、ブラックサンダーにマッチした広告・イベントを考えるにあたり、迷ったらそこに立ち戻ることができるからです。