輸入雑貨ショップ「PLAZA」「MINIPLA」を運営するプラザスタイル カンパニー。時代が変化する中でも、顧客に喜ばれる商品を提供し続けるため、「社員の能力を最大化する」ことを目的としたデータ活用に取り組み始めている。
ビッグデータは、企業のマーケティングをいかに進化させるか
スタイリングライフ・ホールディングス プラザスタイル カンパニー シニアバイスプレジデント 販促宣伝本部 本部長 岡田典一氏
日立システムズ スマートビジネス推進本部 本部長 齋藤尚樹氏
日立システムズ スマートビジネス推進本部 第一営業部 永井優氏

(左より)永井氏、齋藤氏、岡田氏
岡田:
PLAZAは、2016年に創業50周年を迎えます。現在のお客様は90%が女性で、ボリューム層は20~30代。輸入雑貨がまだ珍しかった創業当時に10代だったお客様が、50~60代になり、3世代揃って来店される方もいらっしゃいます。
創業から一貫して輸入雑貨を取り扱ってきましたが、今の10代と50~60代では、輸入雑貨に対して持つ印象が全く違います。輸入雑貨は決して珍しいものではなくなりましたし、輸入品以上にデザイン性が優れた日本製品も増えました。
お客様にワクワクした気持ちを届けるという“PLAZAらしさ”を伝え続けるために、既存顧客をはじめ、世の中のニーズを一歩先んじて柔軟に取り入れていく必要があると感じています。
齋藤:
お客様とつながるツールとして、2012年にポイントカード「PLAZAPASS」を導入されました。今、登録者数はどれくらいですか?
岡田:
本会員は90万人、仮登録状態の方を含めると300万人に達しました。
齋藤:
運用開始から1年が経った昨年には、PLAZA PASSをアプリ化されましたよね。企業のアプリのダウンロード数は全体的に伸びにくいのが現状ですが、PLAZA PASSのダウンロード数はとても高いと聞きます。