日本でもセルフアンケートがいよいよ本格化。今後のリサーチ動向について
講演者
- 中野 崇(マクロミルマーケティングビジネスカンパニー 戦略本部・事業戦略部長 兼 Questant事業部長)
従来、マーケティングリサーチを実施する際は、調査会社に依頼し、1~2週間かけて行うのが一般的だった。しかし、最近ではWEB上のセルフアンケートツールを活用し、ユーザー自身で調査を行い、1~2日間という短い時間で完了させるケースが増えてきている。
マクロミルは2013年10月にセルフアンケートASP「Questant(クエスタント)」をリリース。無料プランと有料プランがあり、ユーザー数はあわせて10万人を超えている。
中野氏によれば、セルフアンケートの利用シーンは通常のマーケティングリサーチ以外に様々なものがあるという。例えば企画の精度を高めるためのABテスト、何かに投票してもらうようなコミュニケーションツールとして活用、セミナー研修後に理解度を測るなど、社内の意見収集にも活用できる。クエスタントの導入によって仮説構築や仮設検証の時間短縮、高速PDCAの実現に至った例もあるという。
「これからのリサーチは、まず自分たちでセルフアンケートツールを使って行ってから、より詳細に調べたいことを調査会社に依頼するという流れになるだろう」と中野氏は予測する。さらに、セルフアンケートと調査会社に依頼するリサーチとの使い分けが進み、調査会社はより高度なブレーンワークに特化していくのではないかとの見方を示した。
「宣伝会議 インターネットフォーラム2014 レポート」バックナンバー
- @cosme O2O事例とID・Point戦略~来店率80%の動くクーポン~(2014/9/01)
- 宣伝会議インターネットフォーラム 2014レポート(Meltwater Japan/京セラコミュニケーションシステム)(2014/8/04)
- 宣伝会議インターネットフォーラム 2014レポート(ゼロスタート/エルテス/Dennoo)(2014/7/28)
- 顧客のエンゲージメントを高めるワコールのブランドサイト戦略ーーSIMC2014 レポート(2014/7/23)
- 真の顧客主義を徹底するためのオウンドメディア戦略——インサイトをとらえるマーティングとデジタル活用~SIMC2014レポート(2014/7/22)
- 宣伝会議インターネットフォーラム 2014レポート(グライダーアソシエイツ/コムスコア・ジャパン/ユーザーローカル(ベルリッツ))(2014/7/18)
- 老舗企業にWEB・デジタルの力を!昭文社のデジタル活用奮闘記 ~企業イメージ改革から台湾・タイでの30万人ファンづくりまで~(2014/7/14)
- ディッキーズ、ソーシャルメディアから見つけた需要の芽を集客、売り上げアップにつなげる(2014/7/10)
新着CM
-
クリエイティブ
BOVAグランプリに「Let’s ギューリッシュ」 短尺・縦型増加で...
-
クリエイティブ
世の中を変えようと挑戦する起業家をヒーローに――2023ACC賞審査委員長が語る
-
AD
宣伝会議
【広報部対象】旭化成のグローバル社内イベント成功事例を紹介
-
AD
広報
AI活用で広報活動はどう変わる?プラップノードが「PR-AI Day」を開催
-
クリエイティブ
「これでいいのか?」これからの広告(東畑幸多)コピー年鑑2023より
-
コラム
語り出すと止まらない!櫻坂46の魅力(遠山大輔)【後編】
-
販売促進
ファンタジー好きに訴求するグミ カンロ、空想の果実をイメージした新商品
-
AD
特集
広報業務が変わる!PRのデジタルトランスフォーメーション
-
販売促進
横須賀市、メタバースで観光誘致 AIアバターの実証も開始