売上げがあがる「コンテンツSEO」徹底解説
講演者
- 山田 明裕(株式会社セルフデザイン・ホールディングス 取締役CCO チーフ・コンテンツ・オフィサー)
良い製品やサービスを提供しているはずなのに、顧客に届かない——。セルフデザイン・ホールディングスの山田明裕氏は、「こんな機会損失を解消するのが『コンテンツSEO』」と主張する。
講演は、自身が持つ「検索体験」のエピソードから始まった。お気に入りのクツの汚れを落としたかった山田氏は、「まとめサイト」である店を知り、利用したという。サービスには満足したが、「このサイトがなければ、頼まなかったでしょうね」と振り返る山田氏。いまやユーザーの検索から購買チャンスをつかむには、彼らの意図・欲求に応えるコンテンツを用意しておくことが不可欠だ。
コンテンツを用意してもアクセスしてもらわなければ意味がない。そこで同社では、検索からの流入を増やすために「オタク」の力を活用している。実際、あるスキンケア用品の記事の流入キーワード数は、商品愛用歴10年以上の「オタク」ライターの記事のほうが、一般的な美容ライターの記事の4倍以上となった。コンテンツのテーマは、ユーザーの意図・要求で整理した検索キーワードから導き、網羅性を高めている。
こうしたコンテンツを自社サイトに用意しておく利点はもう一つ。「それはすぐに購買に至らずとも、リターゲティング広告で継続したアプローチができる点です。『コンテンツSEO』は、SEO(検索エンジン最適化)視点を取り入れ、より多くのターゲットを集めながら、販売機会を広げる手法なのです」。
「宣伝会議 インターネットフォーラム2014 レポート」バックナンバー
- @cosme O2O事例とID・Point戦略~来店率80%の動くクーポン~(2014/9/01)
- 宣伝会議インターネットフォーラム 2014レポート(Meltwater Japan/京セラコミュニケーションシステム)(2014/8/04)
- 宣伝会議インターネットフォーラム 2014レポート(ゼロスタート/エルテス/Dennoo)(2014/7/28)
- 顧客のエンゲージメントを高めるワコールのブランドサイト戦略ーーSIMC2014 レポート(2014/7/23)
- 真の顧客主義を徹底するためのオウンドメディア戦略——インサイトをとらえるマーティングとデジタル活用~SIMC2014レポート(2014/7/22)
- 宣伝会議インターネットフォーラム 2014レポート(グライダーアソシエイツ/コムスコア・ジャパン/ユーザーローカル(ベルリッツ))(2014/7/18)
- 老舗企業にWEB・デジタルの力を!昭文社のデジタル活用奮闘記 ~企業イメージ改革から台湾・タイでの30万人ファンづくりまで~(2014/7/14)
- ディッキーズ、ソーシャルメディアから見つけた需要の芽を集客、売り上げアップにつなげる(2014/7/10)
新着CM
-
クリエイティブ
ブランドアンバサダーの坂口憲二さんが上司役で出演 「エージーデオ24メン」新CM
-
AD
宣伝会議
【広報部対象】旭化成のグローバル社内イベント成功事例を紹介
-
クリエイティブ
シオノギヘルスケア「こども頭痛プロジェクト」始動 Web CMに川口春奈さんが起...
-
AD
広告ビジネス・メディア
エリア×リレーションシップで新たな提案 50年超の折込広告の知見をデジタルに生か...
-
クリエイティブ
K-POP文脈取り入れたポカリ新広告 “学生の生命力が発露する瞬間”を表現
-
クリエイティブ
いいコピーが書けるようになるための、OCC年鑑の使い方。
-
広報
JTC、リスキリングなどが新キーワード 「働き方」10年間の変化
-
AD
特集
【Ayudante主催】デジタル時代のマーケティング活用セミナー
-
マーケティング
マーケ分析の数歩先を行くドラマづくり—八木康夫さん(月刊『宣伝会議』「私の広告観...