KDDIは12月24日、auのブランドキャンペーンの一環で、クリスマス特別企画「SYNC DINNER」を実施する。「SYNC DINNER」は、スマートフォン、Bluetooth、ビデオチャット、モーションセンサーなど各種テクノロジーを活用して、東京・大阪間400kmの距離をつなぎ、離れた場所にいる二人がまるで一緒に食事をしているかのような体験ができるというもの。企画制作は博報堂とSIXが手掛ける。
現在、遠距離恋愛中のカップルや、単身赴任中で一緒にクリスマスを過ごせない夫婦・家族などを対象に、参加者を2組限定で募集している。
会場は、ホテルニューオータニ東京およびホテルニューオータニ大阪の特設スペース。ディナーは、二人がスマートフォンを専用スタンドにかざすことでスタートする。スマートフォンがBluetoothを経由して仕掛けとつながり、目の前にあるカーテンがオープン、遠隔地とライブ中継された大画面モニターが現れる。二人は互いに顔を合わせながら、同じ料理、同じ音楽、同じサービスのディナーコースを楽しむことができるというわけだ。
同じ空間で食事をしている雰囲気を演出するために、「SYNC CHEERS(乾杯)」「SYNC WAITER(ウェイター)」「SYNC CAKE(ケーキ)」「SYNC MEMORIES(記念写真)」の主に4つの仕掛けが用意されている。例えば「SYNC CHEERS」では、壁面に設置されているモーションセンサーで「腕を伸ばす」動作を検知、二人が同時に一定の基準を満たすと、“乾杯音”が再生される。また「SYNC CAKE」では、一方のカメラ周辺に設置された風圧センサーが一定強度の風圧を検知すると、もう一方の側に設置された送風機から圧縮空気が発射され、まるで相手が息で吹き消したかのように、ろうそくの火が消える。双子のウェイターを起用して、あたかも一人のウェイターが400kmの距離を移動しながらサーブしているように見せるというアナログな演出も織り交ぜられている。
当日は食事風景を撮影し、後日、「SYNC DINNER」特設サイトなどで写真やムービーを公開する予定。参加応募は、12月10日まで、特設サイトで受け付けている。
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