東急不動産は15日、今後開発するオフィスビルに植物を取り入れる「Green Work Style Project」の展開を開始したと発表した。植物が働く人の生命を癒す力を持つとして、オフィスワーカーの作業効率や生産性の向上、コミュニケーションの活性化を図る。
デザインを通じて社会貢献を行うデザインアソシエーションNPOと共同の取り組みで、プラント・ハンター・そら植物園主宰の西畠清順氏や元日経デザイン編集長の下川一哉氏などが参画し、プロジェクト遂行のコンセプト構築を行うほか、同NPOの理事を務める脳科学者の茂木健一郎氏が労働環境における緑の有効性を脳科学の見地から考察していく。
同社は近年、2012年に「そとで働く&女性目線」をコンセプトとする新目黒東急ビル、2015年に「自分らしく、リラックスして働く」ことを提案する新青山東急ビルを竣工し、屋上庭園やバルコニー、テラスといった自然を感じながら働くことのできる空間づくりに注力している。プロジェクト第一弾としては、日比谷公園と隣接した場所にオフィスを建設する「(仮称)内幸町二丁目プロジェクト」の着工を開始した。
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