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桃屋、新CMで「味付榨菜」ヒット狙う

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「ラー油」スタッフが再集結

桃屋「味付榨菜」新テレビCMの1コマ

CMではロックバンド「怒髪天」のボーカル・増子直純氏が「榨菜チャーハン」を作るようすを撮影。セリフは演出・箭内道彦氏の意向で、すべてアドリブという。

桃屋は19日、「味付榨菜(ザーサイ)」のテレビCMの放映を全国で始めた。加工食品の需要期である年末年始で、販売を後押ししたい考え。クリエーティブディレクターの箭内道彦氏(風とロック)の演出で、ロックバンド「怒髪天」を起用した。2010年の大ヒット商品「桃屋の辛そうで辛くない少し辛いラー油」のブームに火をつけたCMと同じ顔ぶれを揃えた。広告会社は読売広告社。

「少し辛いラー油」のテレビCMは09年10月、放送開始後すぐに商品が品薄に。「店頭にない商品の広告を流すわけにはいかない」(営業企画室)と、当初の予定を変更し10日あまりで放送を取りやめていた。CMに対する反響は上々で「当社としても残念であったし、制作関係者にも迷惑をかけた」(同)として、箭内氏と「怒髪天」を起用したCMの制作機会を伺っていたという。

「味付榨菜」のテレビCM放映には「榨菜は当社が先がけという自負がある。類似品も多いが、今回を機に一線を画す」との思いを込める。今回の放映には、商品供給に余裕がある上、「怒髪天」のボーカル・増子直純氏が商品の大ファンであることも寄与した。