西友は9月初旬、ストックフォトサイト「シャッターストック」の導入を開始した。
店頭POP、単店チラシ、ウェブなど、画像を使用する箇所はいくらでもある西友。
その使い勝手や今後期待する点を聞いた。
店頭POP、単店チラシ、ウェブなど、画像を使用する箇所はいくらでもある西友。
その使い勝手や今後期待する点を聞いた。
課題は時間とコスト
西友は、これまでストックフォトサイトの画像を販促ツールに利用することはあったものの、商用利用できる画像の定額ダウンロード契約を結んでいるサービスはなかった。そのため、適した画像を探すのに時間がかかることや、ストックフォトサイトで見つけた画像の使用料金が高い場合、予算内におさまらないといった課題があった。
「欲しい写真が見つからず撮影を行う場合も少なくありませんでした」と、西友マーケティングコミュニケーション部 シニア・ダイレクターの木村真琴氏。
ただ、撮影すれば最適な写真が100%手に入るとも限らない。「チラシ用に肉を焼いている最中の写真が必要で、その撮影の際にはカメラマンに何枚撮ってもらったかわかりません。生鮮ものはシズル感が命ですから、求めるイメージ通りの写真を撮ることは本当に難しい」。
また、ストックフォトサイトで最適な画像が見つかったとしても、それを店頭POP、ウェブ、単店チラシへと掲載媒体を変えて転用するたびに別途お金がかかり、ウェブでの使用は断念するといったケースもあった。
お問い合せ/シャッターストック
E-Mail:support@shutterstock.com
TEL:03-6388-0384
巨大POPの画像も短時間で
シャッターストック導入後、最もメリットに感じた点は作業時間の短縮だ。「当社の制作物は、外部の制作会社と組んで行っているため、これまでは欲しい画像は言葉で伝え、それをもとに適した画像を探してもらったり、なければ撮影したりしていました。導入後はこちらで画像検索をかけて適したものを提示できるため、スピードが違います。時には3日かかっていた画像選定が、いまは1時間で済むこともあります」。
