アイ・エム・ジェイ(IMJ)は2016年7月、設立20年の節目を迎える。2015年の1月より竹内真二氏がトップに就任し、経営変革を行ってきた同社。デジタルがマーケティング、さらに経営の重要な役割を担う時代。高度化する企業のデジタル課題に応えるべく、組織の変革を行ってきた。その変革を担う、同社・取締役COOの加藤圭介氏に話を聞く。
課題の発見からともに考えたい
インターネットが登場して約20年。1996年にWebサイトの制作・運用(Webインテグレーション)を担う会社として創業したIMJの事業も、この20年のデジタル活用の変遷に伴い、大きく変化を遂げました。
特にここ4、5年は、あらゆる業界でマーケティング、さらには経営戦略においてデジタルを重視する傾向が顕著となり、当社に求められる役割も変わったと痛感しています。これまで一部門にとどまっていたデジタルが、全社を挙げて取り組む企業課題となり、統合的なデジタルマーケティングを志向する企業が増えています。それに伴い、当社に相談いただく課題の難易度が劇的に高まりました。
統合的なデジタルマーケティングの実践を支援できる体制を整えるべく、IMJでは20年の歴史の中でも、最も大きな組織変革を敢行。当社は創業期からのWebインテグレーション事業に加え、2006年から開始したデータ活用支援事業の2つの軸で事業を展開。Webインテグレーション事業は、2つの拠点に分かれ、合計3つの部門が存在していました。これまで、3部門は別々に動いてきましたが、先述の企業課題の高度化に加えて、企業側のデジタル関連部門の統合・連携の流れの中で、当社が持つソリューションを統合して提供するための組織改革を行ったのです。
