「DELISH KITCHEN」で話題! 急成長中のエブリー、躍進の秘訣とは?

創業からわずか1年足らずで、4カテゴリで動画メディアを次々と立ち上げ、FacebookやInstagramを始めとするプラットフォームでファンを増やしている「エブリー」。若者向けのメディアが乱立し、情報が溢れる今の時代に“コンテンツで選ばれるメディア”をつくる秘訣とは。

20代の感性でつくる動画がユーザーから支持

分散型動画メディアで人気の動画ブランドを次々リリース

株式会社エブリー 代表取締役 吉田大成氏

株式会社エブリー
代表取締役 吉田大成氏

スマホの浸透でついに本格化した動画市場。この動画に着目し、2015年9月の創業以降、急成長している企業がある。料理動画メディア「DELISH KITCHEN」や女性ライフスタイル動画メディア「KALOS」をはじめとして、複数のメディアブランドを運営するエブリーだ。

エブリーは各メディアの自社Webサイトを持たず、FacebookやInstagramなどの外部プラットフォームを通じて動画コンテンツを配信する「分散型」の動画メディア。全メディアの合計リーチ数は、3000万UUを超えるなど、すでに多くのユーザーが集まっているプラットフォームを利用し、惹きのあるコンテンツを次々と配信してファンを集めてきた。


代表取締役の?田大成氏は、かつてグリーでSNSサービス開発・ゲーム開発に携わり、多くのヒットサービスを手掛けた人物。そんな?田氏が昨年動画に特化したメディアを立ち上げたのは「『動画を通じてもっと楽しく、もっと充実した毎日に』をミッションにユーザーのライフスタイルがより良くなる。そんなメディアをつくって大きく市場を変えてみたい」と思ったからだという。

「私がグリーに入社したのは2006年。それまでのゲーム業界は、ゲーム専用機がなければゲームで遊ぶことができない時代でした。それが携帯電話の普及、通信スピードの改善に伴い、“一人一台ネットにつながる”時代になったことで、いつでもどこでも自分が好きなゲームを、インターネットを通じて遊ぶことができるようになった。ゲームの楽しみ方も長時間ガッツリ遊ぶスタイルだけでなく、1分前後のすきま時間を利用して遊べるようなゲームモデルが生まれたことで、新たなゲーム利用時間が生まれ市場が大きく伸びていった。私自身がグリーで、その成長を体感しました。この現象は、いまゲーム以外のコンテンツにも広がっています。そこで着目したのが動画でした」と?田氏は語る。

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