交通広告グランプリ2011 福井市一乗谷PR施策が最高賞



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「交通広告グランプリ2011」(主催=ジェイアール東日本企画)の受賞作品が25日に発表され、福井市の「一乗谷 DISCOVERY PROJECT」がグランプリに輝いた。一乗谷は戦国時代、朝倉氏の居城が置かれた越前国の城下町として栄えた地域。特別史跡、特別名勝、重要文化財として指定される同地のPR施策として、ポスター展開を中心に進められたプロジェクト。

企画・クリエイティブディレクター・コピーはシンガタの佐々木宏氏が務めた。この経緯から、同氏が手がけるソフトバンクモバイルのテレビCMのロケが一乗谷で行われ、2010年冬、2011年6月に放送された。同CMのストーリーではCMキャラクターの白戸家の「犬のお父さん」が同地の出身との設定が明らかになった。

審査員長を務めた仲畑貴志氏は同賞の作品集に「日本全国各地のさまざまな発言母体が、この一乗谷のように完成度の高い表現手法を利用して存在を主張しはじめれば、日本がもっと強くなるのではないか」とコメントを寄せている。

今回の審査作品数は1515点(前回は1550点)。ジェイアール東日本企画によると特にデジタルメディア部門では、幅広い広告主の作品やメディアの特性を生かした多様な作品、また企画部門では例年にはない複数のクリエイティブを用いた作品や駅スペースを活用した作品が数多く集まったという。

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