「男梅サワー」の飲用体験を創出 イベント連動で売上が昨対比134%

サッポロビールが販売する缶チューハイ「男梅サワー」。ターゲット層である30代の飲用体験をつくるために「DELISH KITCHEN」と「男梅サワー」に合う“おつまみ”を開発して、コラボイベントを開催した。その狙いから効果までを、同社 スピリッツ事業部 伊藤寿俊氏と、「DELISH KITCHEN」シニアブランドコンテンツディレクターの三ツ中菜津美氏に聞いた。
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忙しい30代をターゲットに飲用体験を広げていく

伊藤:

「男梅サワー」は、ノーベル製菓の菓子「男梅」とコラボレーションして、2013年に発売した商品です。バリバリ働いている30代・40代の男女をターゲットに、当初は数量限定で発売したのですが、独特のしょっぱい旨さが好評で予想を大幅に超える売れ行きに。そこで、その年の秋から通年化して、今では居酒屋でも提供されるほど成長しました。

我々の缶チューハイ商品の中でも、屋台骨と言える存在です。

三ツ中:

お話をいただいた時から、30代の忙しく働いている方が「男梅サワー」のターゲットということで、スキマ時間に見られていることも多い「DELISH KITCHEN」とマッチすると思っていました。

伊藤:

はい、中長期的な戦略としては、そうしたターゲットにどう「男梅サワー」の飲用体験を広げていくかが大 切になります。そこで「DELISH KITCHEN」を通じて、新たなファンを獲得していくことを企画しました。

さらに今回は、ビジネスパーソンをターゲットにしたコラボイベント企画も予定していたので、仕事終わりでも簡単につくれ、「男梅サワー」に合う“おつまみ”のレシピを開発してもらいました。

三ツ中:

ありがとうございます。今回のイベントテーマが「屋台」で、実際に「DELISH KITCHEN」で配信したレシピが提供されるということでしたので、“おつまみ”でありながら“屋台めし”としても提供できるように「ガーリックたこ焼きそば」「豚こま唐揚げ」「鶏肉の柚子胡椒焼き」の3品を開発しました。

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