大量のファイルやデータを安全に保存し、共有できるサービスとして世界中で使用されている「Dropbox(ドロップボックス)」。データのやり取りの多い、広告・クリエイティブ業界ではファンの多いサービスだ。Dropboxは2017年1月下旬、ドキュメントを作成し、簡単に保存・共有できる新機能「Dropbox Paper」をリリース。そこで今回、その効果的な活用方法を調べるため、有機野菜などのネットスーパーを展開するオイシックスにトライアルで1カ月間、導入してもらった。
「Dropbox Paper」はどう使える?
—今回、「Dropbox Business 」をトライアルで導入された背景から教えてください。
五十嵐:
私はデザイナーなのですが、もともと個人的にストレージサービスとして「Dropbox」を使っていたので、その使い勝手の良さを知っていたことが大きいです。今後、自宅やカフェなどリモートで働くメンバーと仕事をする機会も増えていくと思うので、データ共有などをスムーズにするため、仕事でもDropboxを試してみたいと考えました。
福嶋:
私もデザイナーですが、自社だけでなく外部のデザイナーに依頼して制作することが多々あります。その際に、メールで何度もやり取りをしていると、どの情報が最新なのか分からなくなってしまうなど、行き違いが起きがちでした。それがDropboxであれば、常に最新情報を確認できますし、過去のバージョンに戻ることもできます。私も、もともと個人的にDropboxのユーザーだったので慣れていたという理由もありますね。
奥谷:
私自身はDropboxに対して、ビジネスシーンで使うイメージを持っていませんでした。でも、2人から実際に使ってみた感想を聞いていると、BtoCのサービスとしてだけでなく、ビジネスで活用できる要素を含んでいるのだと気づきましたね。PCだけでなくスマートフォンでもデータを取得・閲覧できるのも、忙しいマーケターにとってのメリットも大きいです。


