素材の良さと店内調理にこだわった定食屋を全国に展開する「大戸屋」。20~30代女性の来店促進のためにレシピ動画メディア「DELISH KITCHEN」を使い、人気のメニューのつくり方を紹介する動画を公開した。その狙いから効果について、同社 執行役員の柏原 芳昭氏と、「DELISH KITCHEN」シニアブランド コンテンツディレクターの三ツ中 菜津美氏に聞いた。
20~30代の新規女性層に大戸屋のこだわりを伝える
柏原:
大戸屋は定食屋なのであらゆる年代の方にご利用いただいていますが、その中でも中心となるのは20~30代。ただし、この層の女性に少し減少傾向が見えていたので、6月の新グランドメニュー展開にあたって、改めて大戸屋を認知してもらいたいと考えていました。「DELISH KITCHEN」は我々が最もリーチしたいターゲット層をユーザーとして多く保有し、数多くの実績をお持ちでしたので相談しました。
三ツ中:
メーカーさまの商品の認知、販売促進につなげるといったお手伝いをする機会が多いのですが、今回は飲食チェーンである大戸屋さんのメニューを知ってもらい、来店促進を狙うという初めてのお取り組みでした。まずはメニューブックを開いて、どの料理にしましょうか、という会議から始まりました。
柏原:
我々はメニュー開発に際して、栄養バランスを重視してきました。そこが女性からも支持されてきたポイントなので、今回の企画も女性の関心が高そうな「野菜」をテーマに訴求したいと思っていました。そこで、創業当時からある人気の「チキンかあさん煮」と、新メニュー「鶏むね肉とたっぷり野菜の香辛だれ」のつくり方をレシピ動画で紹介することにしました。

