世界で1億4000万人以上に利用されている音楽ストリーミングサービス「Spotify」。2016年11月に日本で本格的にサービスを開始して以降、着実にユーザーを増やし、その無料版に流れるオーディオ広告には様々な大手広告主が出稿している。上陸から1年が経った現在、国内のSpotifyユーザーの実態を探るべく、ビデオリサーチが調査を実施。そこから見えてきたSpotifyの広告価値に迫る。
消費意欲旺盛な34歳以下の若年層が中心
Spotifyのユーザー情報によると、ユーザーの65%が34歳以下とのこと。若年層にアプローチしたいものの、効果的なメディアを見つけられていない企業は多い。そうした中で、Spotifyが有効なメディアであることが見えてくる。
「Spotifyユーザープロフィール調査」調査概要
調査時期/2017年6〜7月、調査手法/Web調査、調査対象:全国在住15〜69歳男女、サンプル数1418名(Spotify無料プランユーザー795人・非ユーザー623人)
調査時期/2017年6〜7月、調査手法/Web調査、調査対象:全国在住15〜69歳男女、サンプル数1418名(Spotify無料プランユーザー795人・非ユーザー623人)
「若年層に広告が届きにくいと言われる中、34歳以下のユーザーを多く抱えている点が大きな魅力です」と、ビデオリサーチ マーケティングソリューション部の松本歩氏はSpotifyの特徴について話す。
同社が実施した、Spotifyの無料プランユーザーと一般ユーザー(非ユーザー)のライフスタイルや消費動向を比較する「Spotifyユーザープロフィール調査」によると、日常と音楽が一体化されていることが大きな特徴として見られた。非ユーザーと比較すると「通勤・通学中」「勉強・仕事中」「家事・雑用中」で音楽を聴いている人が約30ポイントも高い。その他、「身支度中」「入浴中」「就寝前」も20ポイント前後、高くなっている。
[音楽聴取場面]
Spotify ビジネスマーケティングマネージャーの小林哲男氏は、「ランニングなどの運動中やリラックスしている入浴中にも、音楽に接していることが見えてきました。バナーや動画広告など、ビジュアルを中心にした施策では接触できない瞬間にアプローチできることもメリットです」と話す。


