ブランドを知り、ブランドに迷走する
はじめまして。江崎グリコでポッキーのマーケティングを担当している金澤結衣です。
このコラムは、『
(宣伝会議刊)』の著者である4人がバトンをつなぐリレー式コラムです。書籍では紹介しきれなかった話をまじえながら、コラボレーション(以下、コラボ)から生まれる様々なメリットや、成功させるためのメソッドを、計4回の連載を通してお伝えしていきます。
コラボに興味を持っている方や、ブランドの迷宮に迷い込んでしまった方々の、道しるべの1つになれば嬉しいです。
早速ですが、「ロングセラーブランド」と聞いて、皆さん何を想像するでしょうか。売れているもの、どこにでもあるもの、有名なもの、ずっと昔からあるもの、みんなが知っているもの・・・。一般的には、市場の中で一定の売上を持ち、認知もあり、それが継続的に続いているブランドが、ロングセラーブランドとされています。
ロングセラーブランドとはいえ、何もしなければ売上はとどまり、それ以上の成長は期待できません。ロングセラーブランドは、歴代の担当者達が休むことなくずっと走り続け、バトンを繋いできた汗と涙の結晶なのです。
ポッキーは発売してから50年以上が経ちますが、現状に満足することなく、日々チャレンジの連続です。
