ブレーンが主催するオンライン動画コンテスト「BOVA」では、2019年1月23日まで出題課題に対する自主制作作品を募集している。11月16日、今年初めてBOVAに挑戦する東京表現高等学院 MIICAにBBDO J WESTのコンテンツプランナー眞鍋海里さんを招き、出張授業を実施。ここではその様子をレポートします。
「クリエイティブ人材」の育成を掲げ、デジタル上の情報発信や芸術表現など実践的な学びに取り組む東京表現高等学院 MIICAは、今年初めてBOVAに挑戦する。
その作品の制作にあたって、AUTOWAY「雪道コワイ」、Paymo「Table Trick」など話題になったWebムービーを数多く手がけるBBDO J WESTの眞鍋海里さんによる出張授業が行われた。広告の基本的な考え方や企画の発想法について講義を行い、実際の課題から企画を考えるグループワークに取り組んだ。
Webムービーを見てもらうための5つのポイント
第一部「映像制作の基本と発想の型を学ぼう」(講師:BBDO J WEST 眞鍋海里)
まず、第一部では学生に向けて普段学んでいる表現と広告、オンライン動画における表現の違いについて解説された。
広告を制作するクリエイターは、企業の持つ課題を解決するために表現を活用しています。なので、単純に面白い、きれいな、驚く動画をつくるのではなく、ソリューションになるアイデアを考えています。
課題を解決するためのポイントは、以下の2つです。
○WHAT TO SAY(広告を出す企業、ブランドが何を伝えたいのか)○HOW TO SAY(視聴者が見たくなるように、どのような表現にするのか)
ただ、みんなが見てくれる前提のテレビCMとは違い、オンライン動画では「見てもらえない」ことが前提になります。当然YouTubeにアップするだけでは広がらないので、シェアや拡散してもらう仕掛けが必要になってきます。そこで今日はオンライン動画を見てもらう、シェアしてもらうための「WOWを生み出す5つのポイント」についてお話しします。

