「MSN」、「ハフポスト日本版」、「Forbes JAPAN」など、多くの大手メディア企業に選ばれているコンテンツレコメンドウィジェット「popIn Discovery(ポップイン ディスカバリー)」。現在、「popIn Discovery」を導入するメディアは、国内で800以上にのぼる。メディア企業にとっては、何がどう魅力的なのだろうか。同サービスを利用する、光文社メディアビジネス局デジタル事業部の川井萌氏、さらにpopIn社 ディスカバリー事業部の山下沙希氏、小山智慧氏に話を聞く。
世界観に期待して来訪するユーザーを裏切らない体験を提供したい
—メディア内での回遊率や滞在時間、エンゲージメントを向上させるなどの理由から、デジタルメディア企業だけでなく、デジタルにも進出する出版社や新聞社もレコメンドウィジェットを導入するケースが増えています。レコメンドウィジェットは国内においても、さまざまなサービスが利用できる状況ですが、光文社さんがpopInのサービスを選んだのは、なぜでしょうか?
川井:
いくつか理由はありますが、何よりも重視したのが「メディアの世界観を崩さない」こと。当社の『VERY』や『STORY』といった女性誌には、ラグジュアリーブランドから多くの純広告を出稿いただいているのと同様に、デジタル展開の『VERY web』、『STORY web』もそうしたラグジュアリーブランドの広告が多く、またその広告のターゲット層となるユーザーの方々にご覧いただいています。
ユーザーの方々はデジタルであっても、メディアが持つ世界観に期待をされますので、コンテンツには最大限の配慮をしています。そしてその努力を怠らないことに対して、広告主の方々から信頼をお寄せいただいていると考えています。
そこでコンテンツレコメンドウィジェットを選ぶ際にも、私たちの考えを理解してくれるようなパートナーを探していました。他社のサービスも比較検討しましたが、当社のメディアに配信される広告の審査についての質問に対し、曖昧と思える回答が多くお任せできませんでした。その点、popInさんは「こういう広告クリエイティブは掲載NG」と具体的な基準が設けられていたので、導入に踏み切ることができました。

