【関連記事】「白石聖さんが第57回「宣伝会議賞」イメージキャラクターに」はこちら
7月、都内にて第57回「宣伝会議賞」イメージキャラクターを務める白石聖さんが参加してのポスタービジュアルの撮影が行われました。アートディレクターの秋山具義氏、クリエイティブディレクターであり「宣伝会議賞」の最終審査員を務める谷山雅計氏に、今年の制作コンセプトや、「宣伝会議賞」に挑戦する皆さんへのメッセージを聞きました。
―今年のビジュアルのコンセプトについて教えてください。
秋山: 毎回、イメージキャラクターの方の人柄に合わせてイメージを考えています。今回は白石聖さんのはっきりしたきれいな顔立ちに合わせて、ビジュアルもパキッとしたイメージにしたいと考えました。コピーも言い切っているので、 はっきりしたコピーとビジュアルでトーンを統一させました。
谷山: メインビジュアル(10月号表紙)は意志の強さを感じさせるクールなもの、もう一方(11月号表紙)は元気で親しみやすさを感じさせるものになっていて、白石さんの二面性が表現できましたね。メインビジュアルのコピーは、「宣伝会議賞」は1000本も書くような“ガチ”の人もいる、言葉の賞では類を見ない賞だと思うので、本気の人の心に火を点けるものにしようと考えました。
―応募者である皆さんにメッセージをお願いします。
秋山: 「宣伝会議賞」に本気で取り組んでトップになれれば、未来が開けると思いますが、たとえ賞を獲れなくても集中して取り組んだ時間は、必ず応募者の方に何かを残してくれると思います。
谷山: “ガチ”な人は何も言わなくても書くと思うんですけど(笑)。毎年応募しているけれど作品数が10本、20本に留まっている人は、複数課題に同時に取り組んでみると良いと思います。実際の広告の仕事でも、行き詰まって他の仕事のことを考えていたら良いアイデアが生まれるということはよくあるんです。思考が止まったら次の課題に移っていけば自然と頭が回り出しますよ。
中高生の方、また初めて挑戦される方は、まずは書いてみること。好きなコピーの真似でいいんです。商品やそれぞれの人の経験によってアウトプットは必ず変わってきます。気楽にトライしてみてください。年々、中高生の方の優れたコピーが増えているなと感じています。言葉を考えるって楽しいんだ、と実感してもらえるとうれしいですね。
秋山具義/あきやま・ぐぎ
デイリーフレッシュ アートディレクター。1999年デイリーフレッシュ設立。広告キャンペーンやパッケージなど幅広い分野でアートディレクションを行う。主な仕事に、TOYOTA「もっとよくしよう。」、東洋水産「マルちゃん正麺」広告・パッケージデザイン、AKB48「ヘビーローテーション」「さよならクロール」CDジャケットデザインなど。2018年より日本大学芸術学部デザイン学科客員教授。
谷山雅計/たにやま・まさかず
谷山広告 コピーライター。博報堂を経て1997年谷山広告設立。主な仕事に、東洋水産「マルちゃん正麺」、資生堂「TSUBAKI」、東京ガス「ガス・パッ・チョ!」、新潮文庫「Yonda?」など。主な著作は『広告コピーってこう書くんだ!読本』『広告コピーってこう書くんだ!相談室』(宣伝会議刊)。
第57回「宣伝会議賞」の応募要項、課題一覧を掲載した月刊『宣伝会議』10月号は、8月30日発売です。
また第57回「宣伝会議賞」特設サイトも開設中です。9月2日から11月6日まで応募を受け付けています。
新着CM
-
AD
宣伝会議
【広報部対象】旭化成のグローバル社内イベント成功事例を紹介
-
クリエイティブ
BOVAグランプリに「Let’s ギューリッシュ」 短尺・縦型増加で...
-
クリエイティブ
世の中を変えようと挑戦する起業家をヒーローに――2023ACC賞審査委員長が語る
-
AD
クリエイティブ
「熱狂は、ここから始まる。」水戸ホーリーホックが30周年 未来への想いを表現
-
クリエイティブ
「これでいいのか?」これからの広告(東畑幸多)コピー年鑑2023より
-
コラム
語り出すと止まらない!櫻坂46の魅力(遠山大輔)【後編】
-
AD
特集
成長企業の人材戦略
-
販売促進
ファンタジー好きに訴求するグミ カンロ、空想の果実をイメージした新商品
-
販売促進
横須賀市、メタバースで観光誘致 AIアバターの実証も開始