アジア最大級の広告祭アジア太平洋広告祭(ADFEST)で開催されている、30歳以下のクリエーターを対象とするYoung Lotus Workshop(YLW)。日本国内における選考会が昨年11月より進められ、2月5日に東京・銀座で開催された「PreADFEST」でファイナリスト5組が発表された。
本年度の課題は、Japan Tourism Association(架空の団体)による「Prevent Overtourism in Japan and promote inbound tourists to explore and experience the deeper and unknown parts of Japan for more valuable encounters.」(日本の観光地におけるオーバーツーリズムを防ぎ、海外からの観光客がまだ知られていない日本の奥深い魅力を体験できるように促す)。
全日本広告連盟加盟37広告協会の会員会社を中心に、本年度は145組が参加。
審査にあたったのは、鏡 明氏(ドリル エグゼクティブ・アドバイザー)、古川裕也氏(電通 プライム・エグゼクティブ・プロフェッショナル)、佐々木康晴氏(電通 第4CRプランニング局長)、キリーロバ・ナージャ氏(電通 コピーライター)、長谷部守彦氏(博報堂 エグゼクティブクリエイティブディレクター)、木村健太郎氏(博報堂 共同チーフクリエイティブオフィサー Asia Pacific)、大塚智氏(ADKクリエイティブ・ワン クリエイティブディレクター)。
鏡氏は全体の審査を終えて、「課題を決めた時に予期していたものが多く、結果として同じアイデアが多かった。そのため、今回は同じアイデアでも落とさずに議論の対象とした。同じようなアイデアであっても、この部分が優れているというのを見極めながら審査をした。この審査は落とすことが目的ではなく、参加したみなさんの力を見極めて、このチームを送れば現地で勝負ができるのではないかというポテンシャルまでが審査の対象となった。結果としては、なかなかいいチームを選んだかなと思っている」と話した。
ファイナリストに選ばれた5組は以下の通り。
ファイナリストは2月7日に改めてオリエンを受け、2月12日に作品提出とプレゼンを実施。最終審査員の選考によって、代表チームが決定される。発表は2月13日頃に全日本広告連盟のWebサイトで発表される。
ADFESTは新型コロナウイルスの影響を考慮し延期となり、開催日は未定だが、今回選ばれた代表チームが参加する。
YLWファイナリスト
コピー:長谷川輝波(電通 第4CRプランニング局 コミュニケーションプランナー)
アート:下穂菜美(電通 PRソリューション局 プランナー)
コピー:遠山麻子(電通テック ビジネスディベロップメント部門グローバルビジネスプロデュース室プロデュス1部)
アート:小野愛佳(電通テック UXコンテンツセンターUXデザイン1部 アートディレクター)
コピー:塗木拓朗(博報堂 データドリブンマーケティング局 ストラテジックプラナー)
アート:齊木悠太(コラージュ デザイナー)
コピー:平岡咲(博報堂 第三クリエイティブ局 コピーライター)
アート:大山大介(博報堂 統合プランニング局 デザイナー)
コピー:安本一優(ADKクリエイティブ・ワン クリエイティブ本部 CMプランナー)
アート:高田雄大朗(ADKマーケティングソリューションズ 第1アカウント・マネジメントセンター)
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