新型コロナウイルスにより89.3%のクリエイターが業務の進行に影響あり— 月刊『ブレーン』調べ

世界各国で猛威を振るう新型コロナウイルス、その広告界への影響を調査すべく、緊急アンケートを実施した。広告会社や制作会社に所属するクリエイターを中心に326人から回答を得た。(2020年3月6日~3月13日)

62.9%のクリエイターが担当広告企画やイベントの延期・見送りを経験

新型らコロナウイルスにより、クライアントワークの進行に影響がある人は、89.3%。

62.9%の人が「自分が担当している広告企画の制作・イベントの延期、見送り」を経験しているようだ。「イベントを実施したが、来場者数が前回と比較し激減した」という回答も寄せられている。2番目に多いのが「打ち合わせ・オリエン・プレゼンのWeb会議への変更」。「競合プレゼンが、対面でのプレゼンテーションではなく、メールでの企画書の提出に変更になった」という声もあり、仕事の進め方にも影響が出ている。

また、撮影が延期になった理由には次のものが挙げられた。「人が集う大規模撮影がNG」「スタッフの居住地に感染者がいる」「ロケ先が難色」「マスクがない」。

この状況に際して、日本アド・コンテンツ制作協会は、「新型コロナウイルス感染拡大に伴うリスク対応について」の指針を発表している。

そこでは、「撮影スタジオをはじめとする私たちの就労現場は、そもそも『3つの密』を避け難い環境です。感染爆発の回避=人命尊重が最重要という観点から、現状は一時的中断選択フェーズと判断でき、さらに一時的業務中断フェーズも現実的となっています。可能な限り、リスクを伴う制作業務継続を回避すべき段階にあると考えます。(Ver.3 4月3日更新版より)」と言及している。

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