※本記事は株式会社マスメディアンの『advanced by massmedian』に掲載された記事を表示しています。
「Instagramの成長」に着目
日本のモノづくりとテクノロジーの融合を掲げ、2019年8月にMOON-Xを設立した長谷川さん。立ち上げ前のおよそ3年半、Facebook Japanの代表取締役として指揮を執ってきた経験について、前回の放送で「まさにInstagramが急成長を遂げた時期を、なかから見させてもらったことは、ものすごく貴重な経験だった」と語っていました。
ユーザー数50億人以上を誇るInstagramの成長ぶりには、いまもなお着目しているそうで、「Instagramが、アメリカ以外で初めてエンジニアのプロダクトチームを置いたのは日本なんです。僕がいたころは、そのチームがスタートしたばかりでした。そこからチームがどんどん充実していって、Instagramが日本のユーザーとどのように向き合うのか。そのなかで、情報発信がどのように進化して、どのように変わっていくのか、すごく楽しみにしている」と話します。
続けて、「“インスタ映え”といわれる渾身の1枚を撮ろうとするよりも、日常の1シーンを気軽に投稿していくことによって、発信自体が、もっと自由にクリエイティブになる。日本のユーザーはそれがすごく上手で、最先端の使い方をしていると思う」と長谷川さん。
さらには、「ブランドの発信のあり方も変わってきている」と実感を語ります。現在、MOON-Xで展開しているクラフトビールのブランド「CRAFT X(クラフト エックス)」のInstagram公式アカウントも「あまりかしこまったものではなく、日常生活のなかで“どのようにクラフトビールを楽しんでいるか”など、もっと気軽に情報を発信するプラットホームになってきている」と言います。
情報発信の仕方やユーザーとの距離感を試行錯誤するなかで、「例えば“ビール女子”のコミュニティの方たちに、僕らが展開するクラフトビール『クリスタルIPA』を飲んでもらう。そこで、いろいろなご意見をいただいたり、それに合うおつまみをご紹介いただいたり。僕らもそのコミュニティとつながることで、ビールをより良くしていける。そして、実際にどういうふうに『クリスタルIPA』を楽しめばいいかという情報発信も一緒にさせていただいている」と話します。
